暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第21話 『嵐の後の静けさ』
[11/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ットさんに主任から連絡があったので立ち会ったが、どうやら『改修』していた『ブルー・ティアーズ』が『完成』したらしい。

相性や動きについては元々のオルコットさんのデータがあったらしいので、後は本人への受け渡しだけだそうだが、代表候補生でしかも学園に通っているオルコットさんをフランスまで呼び出すわけには行かず主任自ら完成した新たな『ブルー・ティアーズ』を持って学園に来るという話だ。
主任が来るということは、というよりあの人が動けるようになったということは、恐らく……この前の電話でも少し聞こえたがシャルロットの機体もほぼ完成したのだろう。恐らく、後はテストと会社用のデータを取るだけなんだと思う。

ということは近いうちにシャルロットがこっちに来るのか、そう思うと久しぶりに妹のような存在のシャルロットに会いたくなってしまう。アリアも『シャルロット成分不足症』とか言ってこないだぐってりしながら布仏 本音さんをもふもふしてたし。なんだよあれ、クラス全員所か織斑先生までニヤけていたのを覚えている。というか俺もあれを見てかなりヤバかった、理性保つので精一杯だった。恐るべしIS学園。

オルコットさんと篠ノ之さんに至っては手をなんというか、こう、自身の前に手を突き出して指を変な動きをさせて、そのままアリアと布仏 本音さんにニヤニヤしながら少しずつ迫っていた。
例えるなら、小動物を狙う肉食獣的な。無論、間一髪織斑先生に粛清されたがが先生も『気持ちはわからんでもないが落ち着け馬鹿者』と言っていた。

あの『せかいさいきょう』”ぶりゅんひるで”でもあり、学園の黒い悪魔とも謳われる織斑先生すら落としかけるとは本当に末恐ろしい。後決して織斑先生は黒いアイツではない、決してない。そんな事言ってしまえば俺が真の意味で粛清される。
そして何度でも言おう、IS学園恐るべし。

そんな先日あった悪夢とも呼べる出来事を思い出すと、あまり関係ないなと思うとすぐに頭の中から振り払う。そして次に考えたのは、主任の事だった。

「主任の事だから……きっとオルコットさんの機体、ゲテモノにされてるんじゃないかなあ」

俺の一番の心配はこれだ。アリアの追加兵装の時もそうだったが、とにかく主任を始めとした『ネクスト・インダストリー社』技術部の連中は、まごうことなき『変態』が多い。
例えば、俺とアリアがまだ向こうにいた時の話だが、研究開発室の前を通りかかった時に聞こえたのは


『いいやッ!ドリルだねっ! ドリルこそ絶対今後のISに必要だと私は思うねッ! ドリルがあれば工事に作業になんでもアリだろう!?』
『はは、馬鹿か貴様。 重火器に圧倒的な火力、そして一撃必殺こそロマン、そうだ――ISに足りないのは浪漫だッ! そして、浪漫溢れる兵装や道具は宇宙での活動、隕石の破壊や
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ