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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第14話 銀髪の勇者
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レイナは思った。彼は、思った事ははっきり言わなきゃ気がすまない性格である事、勿論状況を選ぶと思える。今回は、本当に不快だったから、なのだろう。
そして、何よりあの発言からでも判る様に、レイナはキバオウよりも彼の方が正しいと思ったのだ。
「そう……そっか……」
レイナはほんとに少しだけだけど、この人、リュウキのことわかった気がしていた。それだけでも話をして良かったと思う。それがたった一度のパーティだったとしても。
これまでで、異性とパーティを組もう等とは思った事も無かった。
でも、どうしてだろうか、彼には何処か惹かれた自分もいたのだ。
「……次は私のこと……、話して良いかな……? 訊いて、くれる?」
「ああ。構わない」
そして、次にレイナ自身の話が始まった。コミュニケーションは大切だ、と言う事で。
「……私には。……凄く大好きで、ずっと一緒にいたかった、力になりたかった人がいたの。その人は凄く、近しい人……で」
レイナの声には、寂しさがあるのをリュウキは感じていた。
(……爺やに会いたい、そう思う自分と同じ感じか)
言葉にしなくても、レイナの雰囲気から伝わってくるんだ。
「でも…… 離れてしまったの。私も一緒に行くっていったんだけど……。駄目だって。1人で行くって……。私は邪魔……なのかなって思っちゃって……。そう思ってしまったから、私、思わず飛び出しちゃったの」
レイナは今日初めて会った人に、それにいくらパーティを組んだからって、レイナはこんな事まで話すなんて思ってもいなかった。
最初に惹かれた時と同様に、直感した。……この人だったら、教えてくれるって思った。自分の知りたい答えを教えてくれるって思ったんだ。とても、とても真っ直ぐな人だと感じたから。
「…………」
リュウキはレイナの話しを聞いて少し考える。そして、口をゆっくりと開きながらレイナの方を見る。
「大好き……なんだろう? その人の事が。……なら、信じられるな?」
「え……? し、しん……じる?」
レイナは、リュウキの言葉を聞いて、真っ直ぐ向きなおした。彼の言葉をしっかりと聞き取りたかったから。
「そうだろう……? お前に、レイナにそこまで言わせる相手なんだろう? ……なら、その人の真意もわかるだろう? その人がレイナに何故一緒に来るなと言ったのかが。……判る筈だ。それとも……お前の信じる人って言うのは、ただ意味もなくついてくる事を拒む。ただ、突き放すだけ。その程度関係の人なのか?」
「そ……それは……」
レイナは、リュウキの逆の問いかけに言葉に詰まっていた。
心の底ではリュウキの言うとおり、そう思っていた。でも、不安感が全てを塗りつぶしていた
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