第34話
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大ダメージを喰らわせる
と、その時コルンが動いた
鞭が淡いエフェクトを帯びだした
突然、鞭が見えなくなる。否、高速すぎて見えない
「はぁ!?」
しかも風を感じる程の超高速が襲いかかってきているのだけは分かる。咄嗟に黒印の柄を突き出し、カウンターの体制をとるが、肝心のタイミングがつかめない
このまま行くと、確実にやられる!
俺は極限まで意識を集中させる。そして、音を感じて肌で気配を感じて攻撃のタイミングをうかがう
そして、スキルが発動した
「…死規則!」
一瞬でも気を抜けば刈り取られそうな勢いだが、黒印を突き出す
そして
「…≪明鏡止水・歪≫」
カウンターが決まるその一瞬で、「スキル」が発動して、コルンのスキルが掻き消えた。そして難なくカウンターがさく裂し、コルンの体を切り裂き、体力を残り数ドットにまで追い込んだ
「…最後のスキルといきましょうか」
どうやらコルンもライフ・ドレインを使うようだ
鞭がさらに二本増え、四刀流になる。と、小さな体で良く動けるな…と関心しそうな動きで鞭を振るう
しかも、一本一本がすごく速い。黒印じゃ防げないだろう。俺は黒印を納め、全力で回避することにした
「ちなみに、何秒だ?」
「…よく秒数制だとわかったな。三十秒だ」
三十秒、俺の脚だと逃げ切るのは難しい。つまり、一撃一撃をよけつつ回復結晶使うしかなさそうだ
俺はポケットから結晶を二つとりだして構える。それが合図となって鞭がしなり始めた
右から来る!と思えば上からも来て、ぎゃくに上を意識すれば下からの攻撃がよけられない。俺はギリギリの動きでなんとかかわすが、よけきれない攻撃の方が多い。しかたなく結晶を使うが、回復量が追いつかず危険な状態だ
俺はなんとかこの状況を打破しようと黒印を抜いてみた。もちろん無駄な足掻きだとは分かっている
「…ッ」
?コルンの動きが鈍った
よくわからないが今が好機と見た俺は垂直に切りおろし、攻撃してみる。と、何故かすんなりよ攻撃が通った
よく見るよコルンは完全にモーションに支配され、「よける」事ができないようで、攻撃に対してかなり不安の色を見せていた
残り約14秒、これなら乗り切れる!
そう確信した俺は結晶を握り回復してから懐に潜り込み、大きく切り上げる。その攻撃も芯を捉えたとまでは行かないがダメージが通る
その時、四方から鞭が迫った。俺は慌てて一本を弾き、一歩を蹴り、一歩を斬る。残念なことに最後の一本はよけきれず命中するが、今の攻撃で三十秒経った
つまり…
「・・・あなたの勝ちだ」
「ヨッシャ!」
俺は小さくガッツポーズを決めた。そして、コルンは唐突にアイテムを差し出してくる
≪龍を砕く腕甲≫その力は天を砕き地を轟かせ、海を荒
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