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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第19話 『正体不明 < Unknown >』 中編
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代に対して放たれた<Unknown>の攻撃を防ぐ月代の姿があって――開かれる緑色だった翼は、『灰色』へと変わっていた。
「なんだ、何なんだ――あれは」
そして、そこからは――その直後の映像からは、今度は月代が一方的な展開となったのだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アリーナの空に舞う<Unknown>は己の勝利を確信した。恐らく、あの機体はもうほぼ動けないと判断すると、最後の一撃を叩き込むために行動を継続しようとした時に――それは起こった。
己の機体から発せられる警告音、それは対象の再起動を告げる警告だった。しかし、<Unknown>は目の前に居る目標では己には勝てないと思っていた。
なぜならば、いくら『同じ』でもそもそもの規格が違いすぎるのだ。<Unknown>は思考する、己と同じはずなのになぜあそこまで機能が低下しているのかと――だが、『マシン』にそんな感情は不要だと判断した。
背中に真紅の6枚翼を展開すると、己の出せる最大の速度で落下していく対象に対して機殻剣を叩き込もうとする―――しかし
「……立ち上がりますか」
まるで感情の篭っていない、冷たい声でそう<Unknown>は言い放った。<Unknown>が放った一撃はガキィィイン!という音を立てて防がれたのだ。
状況を<Unknown>は確認する、確実に落としたと思っていた目標が右腕に自身の持つ武装に似た剣を握っており、それで最後の一撃を防がれたのだ。
何故、と<Unknown>は思考する――手加減をしたつもりはないし、あれだけの攻撃を叩き込んだのだ、もう立ち上がれないと己の中で判断されたはずなのに、何故だと。理解不能のパターンが発生し、<Unknown>は困惑する。
「対象の再起動を確認……プランに従い、再度戦闘行動を開始――引き続き対象の捕獲を最優先――ッ!?」
<Unknown>の言葉は最後まで続かなかった。何故ならば、目の前の目標、自身と同じ目標が『自身の後ろに瞬間移動』したからだ。そんなものはパターンにもデータにもない、<Unknown>はそう判断すると同時に、理解不能だと判断した。
「……機体の保護を最優先に防御実行」
背後に現れたその目標が振り上げた機殻剣――それを防御を優先で行動を開始する。そして己もまた目標の背後に瞬間移動する
「……貰います」
完全に背後を取った状態、その状態で<Unknown>は己の巨大な機殻剣を振り下ろそうとした、だがしかし――それは叶わなかった。
「かはっ……機体の保護を優先、対象のパターン変更を確認――」
<Unknown>が剣を振り上げた瞬間、その目標は振り
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