暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第19話 『正体不明 < Unknown >』 中編
[4/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は見えた、だけど――次の瞬間には<Unknown>は俺の真後ろに居て、その巨大な機殻剣を振り上げていた。今、何が起こった――?確かに<Unknown>は俺の少し先、前方下方向で俺からの砲撃の直撃を受けた後、『その場で機殻剣を構えた』筈だったのだ。
俺は、後ろで<Unknown>が振り下ろしたその一撃に対応することがてきずに――何が起こったか理解する事すらできずに、背後からその一撃を受けた。

「あ……ぐぁッ……!」

すぐさま体勢を立て直す、何だ、今のは―― だがそんな事を考えている余裕などなくて、俺は急いで<Unknown>の姿を捕らえようとするが、先程自分を切りつけた位置に――<Unknown>の姿はなかった。

「どこにッ――」
「……遅いです」

どこに行った、そう言おうといた瞬間、その言葉は最後まで続かず背後から<Unknown>の声が聞こえた――背後、そう思った瞬間対応を取ろうとして自身の後ろに対して左手にコールした<インフェルノ>を撃とうとしたが……銃口を向けた瞬間、<Unknown>は俺が向けた<インフェルノ>の砲身を掴みにして、そのまま<インフェルノ>破壊すると、俺に対して巨大な機殻剣を振り上げて――そしてそれに対応する術なく俺はまた<Unknown>の斬撃の直撃を貰った。

上空から切りつけられた事で上空から一気に落下して行き、俺はアリーナの地面に叩きつけられる事になる。叩きつけられて、その衝撃とダメージで息が一瞬続かなくなった事で意識が飛びそうになるが、なんとか耐える――それに、どうやら『相棒』が衝撃を軽減してくれたようだ。そのお陰もあって俺はすぐに体制を立て直せた。

体勢を立て直して再び上空へと飛ぶと即座に残った右手の<インフェルノ>をトリガー、<Unknown>に対して放つが――<Unknown>はそれを『機殻剣を一閃しただけ』で弾き飛ばした。俺は内心で焦るが、もう一度<ハイペリオン>から6発の追尾エネルギー弾を放つ――そして、<Unknown>は自身に迫るそのエネルギー弾を見ても微動だにしなかった。

直撃した――そう思った瞬間に、再び<Unknown>が『消えた』。どこに行った――先程と同じくそう思った次の瞬間には、自身の目の前に<Unknown>が現れて、俺がそれに反応する時間も与えられずに――自分の首を鷲掴みにされた。
何だ――先程からまるで<Unknown>が瞬間移動でもしているのかのような感覚に陥る。遠くに居たと思ったらいつの間にか背後に居て、そして直撃を獲ったと思ったらまた己の目の前に居る――なんだよ、これは……!

そして、なんだこの差は――まるで、まるで最初とオルコットさんに攻撃をしていた時は手加減でもしていたと言うのか!? 今の奴、<Unknown>の動きは違いすぎる――ま
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ