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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第18話 『正体不明 < Unknown >』 前編
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でローレンスさんに『申し訳ありませんわ』と言った瞬間でした。
ブルー・ティアーズが自分達の後方――シールドバリアーの外からこちらに接近する機体が2機来ているとウインドウメッセージを出してきました、それを見て私はこの状況でまさかまた襲撃者なのか、と思ってしまいました。
しかし、それは襲撃者などではなくて――言うならば私が後に、尊敬の対象として見る人物と、知りたいと望んでしまった人物でした。
バリィィン! という、アリーナのシールドバリアーが割れる音と共にアリーナに入ってきて、ローレンスさんを抱きかかえる私の前に現れたのは、『白』――織斑一夏の『白式』、そして……もう一機を見て、私は言葉を失いましたわ。
灰銀色のアーマーに、緑色の6枚翼のエネルギーウイング、そう――『白式』と共に現れた機体は、私と戦っていた<Unknown>の姿と、殆ど一緒だったからですわ。
「大丈夫か!オルコットさん!」
「え、ええ……ありがとうございます――しかし、そちらの機体は……」
すると、<Unknown>とほぼ同じ姿をした『彼』は口を開きました。
「色々言いたい事はあるかもしれないけど、全部後にしようかオルコットさん―― 一夏!手筈通りにオルコットさんとアリア連れて離脱しろ!」
「だ、だけどよ……本当にお前一人でアレの相手をするって言うのかよ!?」
「それしかないだろうが、アリーナのシールドロックはすぐに解除できるようなもんじゃないし、ピット・ゲートは使えない――さっき話したように、お前の単一仕様能力で無理矢理アリーナのシールドバリアーに穴を開けて、自動修復される前にそこから脱出するしか方法がないだろうが!」
「確かにそうは言ったが……じゃあ悠はどうすんだよ!――お前は、お前一人だけここに取り残されるんだぞ!?」
「知ってる。だけど――そうでもしなきゃ、この状況はなんともならんだろうが。一夏、お前は今アリーナに穴を開けるために一度零落白夜を使用している。そのせいでもうシールドエネルギーはギリギリの筈だ……そして、零落白夜は使えても後一回だけだろ? だったらバリアを壊して、2人を連れて戻れ。それにオルコットさんもアリアも負傷してるんだ、一夏頼む――作戦通りやってくれ」
「……糞がッ!わかったよ、やるよ、やればいいんだろ!だけど約束しろ悠ッ!必ず、必ず戻って来い、まだ昼飯や奢りの貸しも返してないし、色々と言いたい事もあるんだからな!」
「勿論だ、負けるつもりなんてないさ――あんな、あんな俺の『相棒』の姿をした奴なんかに俺は負けない、だから――行け!一夏ッ!」
会話を終えると、『月代 悠』は背中の6枚翼の緑色に輝くエネルギーウイングを展開すると<Unknown>へと向かっていき、彼――織斑一夏は私達のとこ
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