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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第18話 『正体不明 < Unknown >』 前編
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、もしかしたら――管制室に行けばなんとかなるかもしれない。
そして管制室に行けば、一体今の現状がどうなっているかが、少しでも詳しく分かるはずだ、ならば怒られるのも覚悟の上だ、というより緊急事態なのだ、ゲートが開かない今、急いで管制室に向かって現状を知るのが恐らく今、最も有効な手段だ。

「管制室?――そうか、千冬姉か!」

「確かに、何もしないよりそうすることで何か変わるかもしれないな……わかった、急ごう、悠、一夏!」

ピットから走り去る間際、俺はもう一度だけピットのモニターを見る。そこには先程から変わらず、謎の襲撃者からの攻撃を避け続けて、アリアを守るオルコットさんの姿があった。
急いでなんとかしないと、そうじゃないと――何も、何も守れないし、二人が危険だ、急がないと。

そう思いながら俺は、管制室へと向かう通路を全力疾走しながら管制室へと急いだ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「くっ……このままでは、かなり不味いですわね――」

突如現れた正体不明の襲撃者、そしてその襲撃者が放った最初のあの砲撃は間違いなく私とローレンスさんへの直撃を狙った砲撃だったのでしょう。
もし、もしあの時ローレンスさんが私を突き飛ばして、その砲撃から逃れさせてくれなければ、間違いなく自分自身もローレンスさんと共に撃墜されていた。
私を庇って自分だけ砲撃を受けたローレンスさんが墜落していくのを見て、私は血の気が引きました――そして、急いで子機のブルー・ティアーズを戻すと、メインの『ブルー・ティアーズ』のスラスターを全力で吹かせて落下していく彼女を抱きとめる。
抱きとめて私は心配のあまりに何度も名前を呼んで、うっすらとだけ目を開けてこちらに対してふっと笑いかけた彼女は、その直後に気を失い、纏っていた彼女のISも解除されました。どうやら、彼女と機体自身にもかなりのダメージがあったようです。

そして、暫くただ『何かを探すように』傍観していたその襲撃者は唐突に、私達への攻撃を開始しましたわ。そしてその攻撃を掻い潜りながら私、セリア・オルコットは感じたことがありました――あの襲撃者の攻撃は『1発でも直撃を受けてはいけない』という事を。
アリーナのシールドバリアーというのは、非常に強固に作られています。それこそ現存する兵器、ましてやISでも簡単には破れない程の強固なシールド、それをたった一撃で簡単に破りアリーナへと突入してきたあの襲撃者、そして襲撃者が使用しているあの巨大なライフル――よくはわかりませんが、先程からの攻撃を見る限り『収束砲撃専用のライフル』だということがわかりました。

そんな馬鹿げた威力の一撃を直撃として受けたらどうなるか、直撃ではな
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