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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第15箱 「わぁ〜い!おっでかけ おっでかけ♪♪」
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……最初からか……」
劉一は頭をかきながらそう言う……。
めだかちゃんの破天荒ぶりは今更だった……。
「わかってんなら言うんじゃねえよ!」
(くじらさん…大分丸くなってる……)
あんな事言ってたのに……と劉一は思った。
でも、良いことだとも思えた。
あの時の様なくじらさんよりも今のくじらさんの方が良いって思えたから。
「ッ……なっ、なんだよ?」
くじらさんは顔を赤らめながらこっち……劉一を見た。
「えっ?えへへ……今のくじらさんの方が僕は良いなっ、って思えてさ?」
「ッ……///」
くじらさん、なぜかそっぽ向いちゃった……。
「りゅ〜う〜い〜ちぃ〜〜〜!!!」
そんな時だ。
凄まじい殺気が………背後より感じた。
「あっ!!!ええっっと〜〜!!!あ… あれ?そういえば善吉君は??」
それがめだかちゃんだと言うのは火を見るより明らかだったから、すかさず、話題を変える。
「僕はここだよ!」
それに答えたのはめだかちゃんじゃなく、善吉君だった。
美味しそうにジュースとお菓子を食べてて……。
「おっでかっけ♪おっでかっけ♪」
かなりご機嫌でした♪
「ははは………」
なんでこの状況でそんな笑顔なのさ……
まぁ そこが善吉君……かな?
「さあっ!さっさと起きろ!!くじ姉に色目を使うんじゃない!」
めだかちゃんがグイッと引っ張りあげる。
「ぼっ……僕っ そんな事っ……。」
たどたどしい……。
そんな時、くじらさんが……。
「目覚めのキスでもしねーとおきられねーのか?」
ニヤニヤ〜っと笑いながら言う……
何か怖い……
獲物を狙う肉食獣みたいだ……
「「なっ!何ィ!! 目覚めのキス!!!!」」
((その手があったか!合法的に自然に……キスが出来る!!))
その言葉に反応したのはめだかちゃん&???兄さん!
「……えっ?………えっ??」
劉一は、混乱中です…。
凄く突然のことなので……。
……そして、まず ???兄さんが……真っ先に行動をしていた……。
「さあ!!僕も寝るから!!それで起こしてくれたまえ!!愛しの妹達よ!!」
そう言って布団に潜り込もうとした兄を……
「ふんッ!!」
“バシンッ!”
≪めだか 右ストレート!≫
「グフッ!!」
???兄さんがベッドに吹き飛んだっ!!
「オラァ!!」
“ドカンッ!”
≪くじら エルボー・ドロップ!≫
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