暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜紅紫の乱舞〜
SAO編
事件の始まり
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「だから、んなわけないって
..................」

キリトは、ため息混じりに呟き、自分のウィンドウを出し、メニュータブの一番したを見たのだろうか、ぴたりと全身の動きを止めた。
きっと無かったのだろう。
ログアウトボタンが。

クライン「..............ねぇだろ?」

キリト「うん、ない」

クラインはにまっと頬を吊り上げ、逞しい顎を撫でた。
俺たちはと言うと、

コウ「ユウキ、○○○○○やりまくるか」

ユウキ「それいいね!」

キリト達は聞こえなかったっぽいが、悪巧みをしていた。
だが、キリトは途中で気づいたらしいが。

クライン「ま、今日はゲームの正式サービス初日だかんな。こんなバグも出るだろ。今頃GMコールが殺到して、運営は半泣きだろなぁ」

ノンビリした口調でそう言うクラインに、キリトはやや意地悪い声音で突っ込みを入れた。

キリト「そんな余裕かましてていいのか?さっき、五時半にピザの配達頼んであるとか言ってなかったか」

ピザの配達の件を初めて知り、晩飯ならまだ早いよな〜と思った俺だが、言わないでおく。

クライン「うおっ、そうだった!!」

クラインが眼を丸くして飛び上がるその姿に、キリトは口を緩めている。キリトが立ち上がり、やべぇオレ様のアンチョビピッツァとジンジャーエールがぁー
と喚いてるクラインの傍に歩み寄った。

キリト「とりあえずお前も彼奴らみたいにGMコールしてみろよ。システム側で落としてくれるかもよ」

クライン「試したけど、反応ねぇんだよ。コウ達はどうだ?」

やっと俺達の存在に気づいたらしく、聞いて来る。

コウ「今のでえ〜っと、20回目だけど、反応がないな」

ユウキ「もう20回目なの!?
ボクなんてまだ16回目なのに!
あ、反応は無かったよ。」

そう、あの時に俺は「GMコールやりまくるか」と言っていたのだ。

キリト「もうそこまでやっていたのか。」

クライン「お前ら絶対遊んでるよなこの状況!」

キリト「俺もやろうかな...........」

キリトもやる気になってきたようだ。
此処で嫌がらせの人数が増える事は嬉しいので素直に勧める。

コウ「おう、やれやれ!」

ユウキ「いけいけー」

クライン「もう好きにしろ...............」

クラインが完全に落ち込んでしまったので、クライン弄りは辞めて真剣に話しを進める事にした。

コウ「クライン、そう落ち込むな。それとこの事態の原因は2つ考えられるぞ?因みに解決方法も2つだ。」

俺がそういうと、後者の方に反応して落ち込み状態から立ち直ったクラインが聞いてきた。

クライン「一体どんな原因と解決方
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