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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
番外編〜授業参観日
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とした私は、優が胸の辺りを触りながらつぶらな瞳で見つめて来ているのを見て、要求していることに当たりをつけ、別の場所に向かって行った。


「お腹減ったんだね。ちょっとだけ待ってね」
「あうー」




…………………………………………………………………


お腹が膨れておねむの優を抱いて校舎を歩いていると、意外な人物に出会った。


「あ、セイン」
「なのはさん!ちぃーっす」


セインは私が抱いている優を見つめて聞いてきた。


「かわいいなー。赤ちゃんって。抱いてみても良いですか?」


起こさないようにそーっとね、と言おうとしたその時だった。


「セイン!」
「うげ!?」


シスターシャッハがずかずかと大股でこちらにやってきた。


「あなたと言う人は!仕事をサボってこんなとk「びえええええん!!」」


シスターの大声で目を覚ました優は再び泣き出してしまう。


「うわー、シャッハ。泣かしたー。こんなかわいい子供を泣かすとかないわー」
「ぐうぅ…」
「いーけないんだーいけないんだー。カーリムに言いつけよー」


そんなことを言っているセインだが、大本の原因が自分にあることはわかっているのだろうか?


「だけどセインもお仕事サボってたのは事実だよね?」
「な、なのはさん!?」
「そうです!ですからこれ以上ご迷惑をおかけする前に戻りますよ!」


そう言ったシャッハによってセインは連行されていった。
その後、優がなかなか泣き止まずに午前中の授業はあまり見れなかった、という事が少しだけ残念だった。




side コロナ


お昼休み。私はヴィヴィオの席へと向かう。


「はぁ〜」
「ヴィヴィオ、お疲れだね」
「それはね……」


あの後、エース・オブ・エースの娘、という事で休み時間中ずっとみんなから質問攻めをされていたヴィヴィオは授業どころではなかったと思う。
余談だが、士郎さんについては全く聞く子はいなかった。
合宿で言っていた能力の隠匿をしている、と言うのは本当だったのだろう。


「見に来てくれるのは嬉しいけどあんなはしゃがないでほしかったな……」
「確かにね……」


そして机にぐでー、としなだれかかるヴィヴィオ。


「ま、まあ堂々と写真とか取っていないだけいいと思うよ!」
「そうだね……」


実際に撮影をしていて怒られていた親は何人かいた。
……だが、実は士郎さんが最高峰のステルスを仕掛けたサーチャーでバッチリ録画をしていたことを今の私達は知らない。




………………………………………………………………


「あ、お弁当……」



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