関西遠征隊
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すな。」
陣の言葉に幹部連は押し黙る…
「本気か…死んでしまうかもしれんぞ、お前は御陵を、関西呪術協会を背負って立つ漢になるんだぞ!」
「生半可な気持ちでこんな事言えるか……時期に弟か妹が生まれるだろ?御陵はそいつに頼め…関西呪術協会の事は鶴子や千草、刀子がいる。……親父、木乃実様、御決断を…。」
木乃実は蔵之介、哲心と顔を見合わせるとやれやれと言った風に頭を振る……
「ほな、御陵一族からは陣くんに参加してもらう…哲心はんには残って関西呪術協会を守ってもらう、それでええな…」
「はい…」
その後決まった事は以下のことである。
関西呪術協会の選抜三百人がメセンブリーナ連合への徴兵に応じる。
関西遠征隊と称された部隊は千草の父親・幹部の天ヶ崎 千里が率いる事となった。
陣は関西遠征隊の副隊長を襲名
御陵一族より数人、青山一門から五十人を徴兵、残りは他の幹部や末端の者から選別していく。
その晩、御陵館…大広間
「全くお前と言う奴は…勝手に戦争参加、気付いたら副隊長就任…何やってんだ?しかも新撰組不参戦って……」
「新撰組は元々京の治安維持部隊だその部隊が京から離れちゃぁ元祖から誠の旗と新撰組の名前を貰った先祖に顔向け出来るかぃ。親父も分かってるんだろ?」
「まぁその通り何だが………ハァーはるにも怒られちまったしなぁ、これから大変だよ。お前も無駄に命張るんじゃねーぞ、お前だけの命じゃねーんだからな…それにもうすぐお前の弟か妹が生まれるんだからな。」
「ああ、親父も頼んだぜ…俺たちが帰ってくる場所を守ってくれ。」
哲心と陣はお互いに言葉を掛け合うが、そこは親子というよりも漢同士と言った具合であった。
「おおそうだ、これから戦場に行くのにその刀では不安だろう…コレを持っていけ。」
「別に言いってのに…ん?」
哲心はこれから戦場に向う息子にせめての思いで、一本の刀を差し出した。
「これは……何て刀、いや剣と言ったところか、しかも妖刀・魔剣・神剣の様に並みのモンじゃねー。」
「驚いたか、コレは俺のひい曾祖父さんが沖縄の先っちょで見つけた魔剣・クサナギだ!気か魔力を込める事で空を飛べるだぞ!しかも込めたぶんだけ速くなり、光速を超えるとか、宇宙に行けるだとか言われているんだぞ」
「へーへーー」
哲心が出した魔剣・クサナギはこの世の物とは思えない素晴らしい代物であったが、哲心の説明を聞いた陣は嘘っぽそうな顔で返事をする。
「おいホントだぞ!?ひい曾祖父さんが武者修行の旅に出た際にだな……」
「分かった分かった…もう遅いから寝るわ、お休み。」
「おいこら、待たんかって……もう居ない、ハァ………一月後か………ご先祖
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