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俺屍からネギま
関西遠征隊
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「ああぁ…」

ビクッ



「お前ら蔵之介殿話を聞いていたのか?関西呪術協会の事を第一って言ってたろーがぁ」


「そ、そんな事は分かっています!だからこそ反対しているんです戦争なんて行けません。」

「お前らもか?」



「お前らの気持ちは良く分かる…魔法世界の戦争何てヤってられねー!…だがな、行かなきゃメセンブリーナ連合との戦争が始まるだろう…今か後かは関係ない、奴らとの戦争は必死だ……そうなりゃ奴らは日本を完全に掌握する為に我らを完膚なきまでに叩き潰すであろう。」

「しかしメセンブリーナ連合が勝つとは限らないでしょう!帝国が勝つ事も十分に考えられます、仮に帝国が勝てなくても共倒れするでしょう。」

「その通り!そうなれば我らが漁夫の利を得ることも不可能では無いはず、御陵の御当主とも在ろう方が何たる弱気!」


ドンッ


一瞬にして空気が重くなる程の重圧を感じる……その原因はやはりこの人


「哲心殿、落ち着かれよ…これでは話す事も憚りますゆえ……。」

「これは蔵之介殿、失礼した………しかしながら先程から楽観的な意見が多く現実がキチンと見えていないのです。」

「哲心殿、それは違いますよ…彼らもホントは分かっているのです。しかし人とは楽観的に物事を見たいのですよ……なぁ皆の衆。」

「「「「「…………」」」」」

「あの、一つだけ確認したい事があります…」

「ん?何かな申してみよ」

「既に戦争には青山 詠春 と思われる者が参戦しており、その事がメセンブリーナ連合からの徴兵に繋がっておると言う噂がありますがどうなのでしょうか?」

とある一人の発言により他の幹部連の目が鋭くなった…彼らも何処からか入ってきた噂の真偽を知りたかった様だ。



それはそうだ…

長である木乃実の婚約者であり青山宗家の養子が本山に断りも無く戦争に参加し、その事が原因で自分達も参加させられる……

舐めるな…自分達は木乃実と詠春の為に戦場になぞ出ん!

これが全ての幹部連が大なり小なり思っている事だ。

彼等は皆、関西の為に、日の本の為に死ねる…当たり前だ

彼等は明治維新より、対魔法使い・麻帆良奪還を誓い…生きてきたのだ、大願の為に……



「皆に色々と話がいっているようやが、詠春はんの事はほんまや…その事でぬらりひょんから徴兵の話が来た。けどそれはキッカケに過ぎひん…遅かれ早かれ奴ら言ってきたやろ、それは皆も分かってるハズや…。」

「………」
木乃実の言葉に幹部連は口を挟まなかった。挟めなかった事もあるが、幹部連も分かっているのだ……戦争参加は拒めない、拒めば関西は倒れる…

「徴兵には応じる…詠春はんの為やない、関西の為
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