番外 巫女と黒い龍と妖精王2
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バリ?
「ギャアアア?」
と苦痛にも似た声を発した
「効いてる?もういっちょ……ってうわぁ?」
レインはアクノロギアが体を捻った事で振り落とされてしまった
「なっ……?息かよ?
リリー!形態青?」
そして俺はその時さっきの違和感の真実を知る事になる
「なっ……?おい、嘘だろ?
何で……こんな事って……」
俺の目に飛び込んで来た光景
それは
主護りし百合の花弁にヒビが入っていたのだ
ランク10のリリーにヒビが入る
それはすなわちアクノロギアの力がレインの今の全力を上回っているという事を意味していた
「ってことは……あれか?
仮に防げたとしてもリリーは壊れるってことか?
ふざけるなよ……
こんなに差があるのか……」
正直俺は調子に乗っていたのかも知れない
絶対的な力
膨大な魔力
そして無敵の道具達
俺は力に溺れていたのだ
「はっ……何が無敵の妖精王だ
何が妖精の尻尾最強だ
俺は俺自身すら護る事が出来ない雑魚じゃねえか?
絶対に帰ってやる!
あいつの元へ!レビィの元へ!
そしてあいつに言わなきゃならねぇ事があるんだ??」
頼むぜ……
俺はまだ…死ねないんだよ?
「傲慢なる天使の羽、暴食の蠅王の口、嫉妬の炎槍、色欲と雷撃の双剣双銃
そして……神の憤怒、怠惰の針?
俺は力が欲しい!
俺の造形魔法と合わせてこれで全ての罪が揃った?」
悪いじいさん、アレ使うぜ
「全ての力よ!強欲の力により一つになれ?
起動せよ!
世界支える究極龍?」
レインの身体を7色の光が包みこんだ
そしてそれは龍の姿をとった
そして、レインの身体は巨大な龍になっていた
その龍の翼は冷気と雷を纏い
鋭い尻尾を紫色の炎が包んでいた
そして、巨大な二本の角が生えた頭、その口からは深い闇を吐いていた
そう、このバハムートは七つの大罪の力を全て合わせた道具なのだ
その強力な力故に以前は暴走し、マカロフに使用禁止を言い渡されていたのだ
「ハァァァァァァア!」
レインは口を開き炎、雷撃、冷気を集めた
レインの身体の至るところから血が吹き出していた
それほどまでに負担が強いのだ
しかし辞めない
なぜなら、今のレインは痛みを感
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