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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-1 First story~Various encounter~
number-9 battle and reconciliation
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碧が混ざったシールドが張られて防がれる。


そして、あっという間に龍雅の意識を刈り取った。
ドサッと音を立てて崩れ落ちる龍雅。


それを見終える前に燐夜は踵を返してその場から去ろうとする。


「「待ってっ!!」」


奇しくも燐夜を引き留める言葉は、全く同じだったなのはとフェイト。
燐夜は振り返りこそはしなかったが、立ち止まった。


「どこにも行かないでっ! 誰も燐夜君を悪く言う人なんていないからっ!」
「どこにも行かないで、ここにいてっ!」


ほとんど同じような言葉。
それでも個人の気持ちがこもっていた。
なのはにはなのはなりの、フェイトにはフェイトなりの気持ちが。
ただ、それでも――――。


「俺は、お前たちの近くにいない方がいい。フェイト」
「温泉旅行楽しかったよ」
「なのは」


燐夜は一旦、間を置いてまた続ける。


「いつまでも俺にくっつくな。一人立ちしろよ」
「そんなの無理だよ……。私には燐夜君が必要なのっ!!」


燐夜は苦笑した。
だけど、振り返ることはなかった。
最後の言葉のように感じられて、ここで引きとめなくちゃって思うなのはとフェイトだが、引き留められない。


燐夜の足元に魔法陣が展開される。
フェイトはもう何もできない。しかし、なのははまだ諦めない。
駆けだす。


なのはは燐夜との短い距離をあっという間に詰めて燐夜に抱きついた。


「行っちゃダメっ! まだ燐夜君は、何もしてない。お兄ちゃんとの仲直りも、なにもかも。それでも逃げるのっ!?」
「だからといって俺が居ていいはずが――――」


――パァン!


…………燐夜には何が起きたか分からなかった。
なのはは、いつまでもうじうじと後ろ向きなことしか言わない燐夜に痺れを切らして、燐夜から離れると一発。
周り込んで燐夜の前に来て頬を叩いた。


燐夜はようやくなにされたか理解した。


「私には燐夜君に言ってないことがたくさんある。聞きたいことだっていっぱいある。あそこにいるフェイトちゃんだってそう」


そう言いながら向こうで立っているフェイトの方を指差す。


「それでも行くの?」
「…………俺が悪かった。ここに残るよ」
「そう! 良かったぁ〜」


なのはは喜ぶと今度はフェイトのもとに行った。
何か話している。ここからでは遠くて聞き取ることはできない。
それでも表情からなんとなく予想はできる。


アルフに何か言われたフェイトは、そのまま何も言わずに去ってしまった。
燐夜はなのはに挨拶してからここを去ろうと決めた。
なのはに話しかけられた時に、何でここにいたのとかそういうことを聞かれたが、やっぱ
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