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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第15話 『特訓』
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るのだ?」
「それなんだけどなあ箒…まだ色々と考えてる事もあってさ――」
「訊いてますのっ!? 何ですのこれ、私はそういう『ぽじしょん』なんですの!?」
優雅なポーズしながら俺達にツッコミを入れるオルコットさん、何というか――凄い器用だな、そして居たのか。
「ああ、居たのかオルコットさん――いや、悪気はないんだ。一夏にの方見てたからオルコットさんに気がつかなかっただけで、それで――何か用か?『敵に塩を送りに来た』訳ではあるまい」
「て、敵に塩?――塩を送ってどうするんですの?」
…もしかして、『敵に塩を送る』って意味分かってないのか?
そういえばオルコットさんはイギリス出身か――ああ、ならわからないのも仕方ないのかなあ
「…いや、わからないならいい。 それで、何か用か?」
俺はため息をつきながらそう言った――うん、今のはそんな言い方をした俺が間違っていたのかもしれない。
「ふ、腑に落ちませんが…コホン、 まあ?一応勝負は見えていますけど?何故ならばこの私、セシリア・オルコットはスギリスの代表候補生――つまり専用機持ちですのよ?」
「そう言われてもなあ…何が言いたいんだろうな、箒」
そう言った一夏に対して 私に振るな、と訴えるように一夏を睨み付ける篠ノ之さん。確かに一夏、今のは無茶振りだと思うぞ。
「そういえばあなた、先程織斑先生も話していましたけど篠ノ之博士の妹なんですってね」
「確かに私はあの人――篠ノ之束の妹だ。だが…それがどうかしたのか?私は私だ」
強い意志を秘めた鋭い目でオルコットさんを睨む篠ノ之さん、その目からは信念と意思が感じられて、そして――曇りがない目だと俺は思った。
自身の期待していた反応と違ったのか、オルコットさんは少し怯むと コホン と咳払いをする。
「…ま、まあ――どちらにしてももクラス代表に相応しいのはわたくし、セシリア・オルコットですわ――」
「まだ終わってもない勝負を前に、そうやって決め付けるのは私どうかと思うよ?オルコットさん」
「――ローレンスさん」
「その言葉を吐くなら、月曜日の代表決定戦が終わって、オルコットさんが勝ってからにして欲しいな――それと、オルコットさん、私からも1つ」
ニコリ、と相変わらず笑うと天使みたいな笑顔を浮かべて、でもその中には――鋭いナイフみたいなものも混じっているような笑顔でアリアは言った
「――楽しみにしてるね? 代表候補生のオルコットさんと戦えるの」
「…ええ、教えて差し上げますわ。 私こそが、真に力を持っているという事を、私こそが最も『上に立つ者として相応しい』という事を」
そう言い放つと、オルコットさんは去っていった。ふと、アリアを見ると――その目にあ
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