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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第15話 『特訓』
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た場合、ホウキは間違いなく近接型。多分私と似てるタイプだと思う」
「…なるほどな、それで一夏の方はどうだ?」
うーん… とアリアは少し考える仕草を見せる。
「織斑君は――うん、ホウキと同じ近接型だと思う。見てて思ったけど、ホウキの太刀筋とそれなりにやりあえるって事はそれなりに才能はあるんだと思う――それか、化け物じみた才能を抱えているのかのどちらかだけど、織斑君はホウキに対して『その場で対応している』ように思えた――先を読むっていう点では、ユウと似ているのかな?」
「確かに――それは思ったかな。一夏はなんというか、予想だけど『経験して強くなる』タイプなんだと思う、単純に学習して強くなるんじゃなくて、その場その場の状況で対応して、それで強くなるんじゃ――とは俺も思ったな」
きっと一夏は、才能の塊――そう、まさに『可能性の塊』なんだと思う。アイツのこの才能は、どんな方向にも向く――俺はそう感じられずにはいられなかった。
よし、そうとわかれば…スパルタだ。
スパルタ教育で来週月曜日までにISの基本知識とまだ機体はないがISの操縦、そして技量面――それをスパルタで教えていこう。
そうだ、確かあの『変態企業』が発刊している本にあったな、確かタイトルは『ただしいへいしのそだてかた』だったか。
初めて教育を行う人にも安心、図と絵つきの非常にわかりやすい本だ。全国の本屋で売っている。
今考えた事をアリアに言ったら全力で阻止された。『それ…やると織斑君多分人じゃなくなるよ?』だそうで。ふむ…残念だが諦めるとしよう。
暫くして、一夏と更衣を終えて制服に着替えた篠ノ之さんがこちらに戻ってくる。とにかく月曜までもう時間がないのだ。
話し合った結果、俺達3人で一夏を放課後、門限ギリギリまでみっちり鍛えるという事で落ち着いた。ちなみにだが…一夏は後に、この時の事をこう語る
『一種の軍隊か、兵士育成に近い洗脳的な何か。自分の為になったのは認めるけど、多分俺の一生のトラウマの1つだと思う』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
時は流れて月曜日。とうとうクラス代表決定戦の日がやってきた。
この日まで、出来る事は殆どやってきたと思う。一夏にISの知識を俺が叩き込み、そしてISでの戦闘方法や技術面についてはアリアと篠ノ之さんで教えれるだけ教えた。
俺が驚いたのは、一夏の『吸収力』だ。授業での内容は確かにノートを几帳面に取っていたが、理解はできていなかった。しかし俺達が直接それを教えると――とにかく吸収力が化け物じみているのだ。
そう、例えるとしたらスポンジがあっていると思う。
一夏というスポンジが、水という俺達が『直
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