第一幕その二
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がわし等犬なんだがね」
彼の返答は何を言っているのだといったものだった。彼等は家の隅のその二つ置かれた小屋のところで話を続けるのであった。
「そんなことを言われてもな」
「そんなのだから人間に舐められるんじゃないの?」
「いや、舐められてはいないぞ」
犬はそれは否定した。
「このラパークにしてもだ」
「あんたラパークって名前だったの」
「そうだ。それがわしの名前だ」
まさにそうだと名乗る彼だった。
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