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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第14話 『ルームメイト』
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て逃げ出すような設備の部屋だ。
そんな部屋に俺は見とれつつ、これがIS学園か とまたしても本日何度目になるのかそんな思いを持つと、篠ノ之さんに勧められて部屋にあった椅子に腰掛ける

「それで、その事情というのは――何なのでしょうか?」

「ああ、それなんだけど――その前に個人的な事いいかな?」

「はい、何でしょう?」

「あー…一夏にも言ったんだけど、年そこまで違わないんだし、タメ語でいいしさん付けもいらない――なんかさ、そういうの俺が気にしちゃうんだわ」

「いえ、しかし――月代さんは目上の方です、そのような方にちゃんとした態度を示すのは礼儀で――」

律儀で礼儀正しくて、どこか危なっかしい子だなあと思う。例えるとしたら……そうだ、日本には彼女を表すのにピッタリのものがあった筈だが――忍者?いや違うな、そうだ、武士だ。まるで俺が読んだ雑誌の武士みたいな女の子だと思う。
そういえば――彼女は一夏の知り合い、だっただろうか。

ふと今朝の事を思い出す、直接別の場所にまで呼び出して話をする程なのだ――きっとも一夏と彼女は親しい関係なのだろうと俺は勝手に予測する。
そして俺が彼女の言葉を遮る、礼儀正しいのはいい事だが――それと頑固なのは訳が違う。

「俺はそんなの気にしないさ、礼儀を貫くのは凄くいいことだと思うけど、今の俺のとはちょっと違うと思うな――ほら、俺は構わないからさ 月代とでも悠とでも好きなほうでどうぞ、一夏にも同じ事言ったし」

少し慌てた様な仕草をすると、しどろもどろとなる篠ノ之さん――普段シャキッとしてるのにこんな風になると新鮮だよなあ。それと、一夏 という言葉に何気に反応していたし。やはり何かしら思うところがあるんだろう。


「そ、それでは――では、『悠』と……それでもいいだろうか?」

「一夏にもそう呼ばれてるしな、俺は構わないぞ。さて――話を戻そう、なんで俺がここにいるかなんだが…」

そうして篠ノ之さんに改めて事情を話す。学園側の手違いで、寮の部屋割りに問題があって俺と彼女が同室となってしまった事、それから最も重要な事。すぐに学園側が修正に入るらしいので、暫くしたら別のちゃんとしたルームメイトと入れ替わりになるということ。
そして俺は、学園側のミスだとはいえ、男と同室である以上、彼女から何かしらの不満を言われることは覚悟していたのだが――ただ篠ノ之さんは『なるほど』とだけしか言わなかった

「そういうことで――悪いんだが、暫くの間世話になる」

「ああ、こちらこそ暫くの間よろしく頼む――悠、私も個人的なことになるのだが……1つ聞いてもいいだろうか?」

何だろうか?椅子に座る篠ノ之さんは、先程までとは打って変わり、凛としたような表情ではなく、どこか暗くて――どこか辛そ
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