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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第14話 『ルームメイト』
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う心が疲れきって多分どこかおかしくなっている。
いつもと違う妙なテンションや一夏に対する弄り――は別か。とにかく、自身の変な状態を改善し疲れを取るためには早いところ一夏との同室に逃げ込む必要があったのだ。
「俺か?ちょっと待てよ――1024号室だな」
「そうか、ならば俺も1024号室――」
「悠…?おい、悠――どうかしたのか? まるで死んだ魚みたいに虚ろな目をして――」
俺の言葉は、最後まで続かなくて。なぜなら、そうだと確信していたことがまったく違った訳で。 まるで希望を見せられたと思ったら、いきなり深遠に突き落とされたとかそんな感じで。 そう、つまりだ――
「……1025号室だわ、俺」
俺が予測していたものと、俺自身の信じていた希望が、消えてしまったのだ。
「あ…私1026号室だ」
何故か個室を引き当てていたアリアと一夏に対して、この時だけは殺意が沸いた。
ちなみに、この後山田先生を見つけ出して問い詰めようとした所俺は不意を付かれて織斑先生の出席簿アタックの直撃を受ける事となる。
その一撃で冷静になった俺は織斑先生と山田先生に確認すると――どうやら、学園側のミスらしい。
なんでも俺達2人の手続きと一夏の事がごっちゃになったせいで、寮の部屋割りが間違えていたと聞かされた。
いやいや、それでも男と年頃の女子生徒を同室ってダメだと思うぞ――道徳的に。 変えられないのか、と聞いても今すぐには手続きや管理の関係上、後荷物ももう運んでしまったらしくて無理のようだ。
更に聞いたのが、本来ならば1025室に入るのは一夏。1026号室が俺とアリアだったようで、また1024号室は本来なら入居者なしの空き部屋らしい。その件についても問い詰めたが今はどうしようもないという事だった。
とりあえず急いでなんとかするので、暫くは1025号室で過ごして下さいと山田先生に言われ、また修正の準備が出来るまでどうあがいても変わらないと言う事を織斑先生に突きつけられたので、俺は泣く泣く諦めた。
本当、どうしてこうなった――そう思ったが、部屋割りが修正されるまでの一定期間、この一定期間がいい方向に傾く事など、俺は知る余地もなかった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「さて……ここか」
今の俺は完全に疲れきつたを通り越して、きっと死地に赴く兵士のような顔をしているんじゃないかと思う。
先生達から話を聞いて学園のミスだということはわかった、そしてそれはすぐにはなんともできないという事も。
暫くの間は申し訳ないが同室者と共同生活して欲しいとのことで、仕方なく俺は了承した。 織斑先生になんともできないからどうして
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