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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第13話 『IS学園』
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なんですか?織斑先生」
「なんだ、あの人から聞いてないのか?――あの人が『戦闘機でISを倒した』というのは知っているな?特殊な条件下ではあったが、打鉄を使用してあの人に負けたのはこの私だよ」
俺とアリアは織斑先生からその言葉を聞いてただ、唖然とするしかなかった。
エディさんが戦闘機でISに勝ったという伝説は聞いたことがある――だが、どんな状況下であれ理由があれ、倒したのは『ブリュンヒルデ』だと!?
「いや、あの時は私もまだ未熟だったが完全に負けたよ。今は負ける来はしないがな――そして、戦術や戦略についてもあの人から一部教わっている、そうだな……私にとっては『恩師』のようなものだ」
頭痛がしてきた…いや、もう周りからの視線なんて気にならないほどに。
「…ユウ、あのね」
「言うなアリア――多分俺も同じ事思ってる」
うちの身内は化け物だらけかよ。
あとアリアが心なしか疲れた表情してるなんて恐らくだが初めて見たぞ。なんだこの攻性兵器。
「おっと……話が逸れてしまったな。先程も言ったが事情は聞いている、恐らくお前達2人はこれからどうしたらいいか分からなくなっていたのではないのか?」
「確かに、その通りです――手続きを終えたのはいいんですが、自分も彼女もどうしたらいいのかわからない状態でして……」
「だろうと思ったよ。今から私もお前達の教室――1年1組に向かうところだ、着いて来い。それから教室に着いたら、お前達の紹介も行う、自己紹介でも考えておけ」
「は、はぁ……わかりました」
織斑先生にそう言われると、着いて行くしかないのだが……いや、しかしなぁ?
例えありえない可能性だろうとも、そろそろエディさんと袂を別ってしまった場合の対策は考えた方がいいのではないだろうか?
先生の後ろをのそのそと歩きながら、そんなどうでも良い事と一緒に多くの事を考える俺だった。
これから、全てが始まるのだ――真実を探して、そして真実を知った上で未来へと進む道が。
可能性を追い求めて、抗い続けて、その果てにある道が。
まあ、そんな大きな話の前に、まずは小さな話をクリアせねばならない。
大勢相手の自己紹介なんて、一体いつ以来だろうか?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
状況を整理しよう。まず――あの後織斑先生の誘導で1年1組の前まで来た。そこで『少しここで待っていろ』との指示を受けて俺とアリアが待機してる訳だが――
先程から目の前の教室の中からは『鈍器のような物』で何かを叩いたような音や、誰かの叫び声、それから教室の外まで聞こえる黄色い叫び声が聞こえていた。
鈍器と言えば、日本に来るまでの間に呼ん
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