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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第13話 『IS学園』
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「違うんだよ、『セシリア・オルコット』さん――それはよくわかったよ、君が自信を持って、胸を張って言った事だ。だけど――君のその力を持つ者としての覚悟は何だ?」

「それ…は……」

「それとも、君は――ISという力を持っているだけで、自分は他人より上だと、力があると思っているのか?」

「ッ――!貴方、馬鹿にしてますの……?いいですわ、決闘ですわッ!月代悠、そして織斑一夏――貴方達2人に決闘を申し込みますッ!一番力があるのが誰かわからせてあげますわ!――恐れをなしてわざと負けたりしないでくださいね?もしそんな事をすれば――私の小間使い、いいえ、奴隷にしますわ!」

「……いいだろう、その勝負受けよう。やるからには全力だ、手加減はしない 一夏、お前もいいか?」

「――上等だっ!俺も男だ、その勝負受けてたつぜ!逃げも隠れもしない、やるからには覚悟しろよ!」

すると、突然教室がざわめき出す

「お、織斑君も月代君も――本気で言ってるの?」

「男が女より強かったのって――もう大昔の事だよ?謝って許してもらったほうが…」

「そうだよ、月代君も織斑君も相手は代表候補生だよ?勝てる訳ない――」

「そ、そうだよー、ハンデもらいなよー」

クラスの中から、そんな言葉が聞こえてくる。確かに――今の社会と現実を見れば、そうだろう。
だけど、俺は『それでも』と言い続ける。確実に負けるという保証はないのだ。ならば戦おう、そして俺は……『セシリア・オルコット』は間違っていると思うから。
一夏も思うところがあるんだろう、ふと一夏の手を見ると――強く握り拳を作っていた。

そして、クラスの生徒達の言葉が自分への追い風と思ったのか、オルコットさんは言葉を紡ぐ――それが、引き金になるなんて知らずに

「その通りですわ、男では女には勝てません――そう、それは決まっているのですわ。ですが逃げる事は先程も言いましたけど許しませんことよ?まぁ?私は寛大ですから?――地面に這いつくばって許しを請うのなら私も考えますけど?そう、結果は変わりませんわ。『貴方達は何も変える事ができませんわ』」


バァンッ!という大きな音が、教室に響く。

そしてその言葉が引き金となった。
いきなり先程オルコットさんが机を叩いた時より遥かに大きな音を立てて机を叩き、立ち上がって――オルコットさんを睨み付けている存在があった、それは――アリアだった

あの馬鹿ッ……完全にキレてるな――! 俺は内心そう思った
そこには、俺が知っているアリアの――いつも笑顔で笑ったり、怒ったりしているような彼女はなくて、その時の彼女の目は――完全にキレていた。


「ねぇ――オルコットさん」

「は、はぃっ!」

そのアリアの声は、とても冷たく
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