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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第12話 『意思』
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――IS操縦者育成特殊国立高等学校の事だろう。
ISの操縦者育成を目的とした教育機関であり、主運営は『日本』。
今の『女尊男卑社会』の象徴ともいえる存在の1つであり、『競技名目』でのISやISの整備・知識について学ぶいわば『IS専門の高等専門学校』だ。
無論、『ISの操縦者や技術者』の育成を目的としているため学校関係者の一部などを除いて生徒全員が『女性』だ。
ここで俺は真っ先に思ったことがある『何故男性がIS学園の受験会場に居たのか』と。
「はい、知っています――ISについての高等教育機関で主運営は開発者である篠ノ之 束の出身国であり、ISの開発国でもある日本。世界的にも有名な学校ですから男の自分でもよく知っています」
「うむ、その通りだ――何がどうしてそうなったのかは全くもって不明だが、彼……『織斑 一夏』がIS学園の受験会場で会場置いてあった受験者用の『打鉄』に触れて起動させた、そして政府がそれを聞きつけて彼を『保護』した事。そこまでがわかっている事だ」
「……しかし、何故女性しか居ない筈のIS学園の受験会場に?俺としてはそこが疑問ではありますが……あれ、ちょっと待ってください――」
そこで俺はその『織斑 一夏』という名前を聞いて何かが引っかかる。オリムラ?おりむら―― ッ……ちょっと待て、まさか!?
「ひとまずどうしてIS学園の受験会場にその『織斑 一夏』が居た事は置いておきましょう。ですが……まさか『織斑 一夏』とは、苗字から考えるに『世界最強』"ブリュンヒルデ"――『織斑 千冬』の関係者ですか?」
「察しがいいな、その通りだ――調べて分かったのは、彼が世界最強の『ブリュンヒルデ』の弟であり"唯一の家族であり肉親"だ」
――出来すぎではないか?ISを起動させた俺が言えたことじゃないかもしれない、だけど――男がISを起動させて、しかも場所はご丁寧に『IS学園』の受験会場。そして彼、『織斑 一夏』は世界最強の弟だ。
出来すぎている、どう考えても出来すぎているのだ。まるで――『誰かが意図的にそうした』みたいに。
だが俺は 考えすぎだ と自分に言い聞かせる。そうだ、きっと考えすぎで――『彼』も偶然ISを起動させた、ただそれだけなのだと。
現状を整理する、織斑 一夏がISを起動させた事によりこちらに発生する事態は何か――まずデメリットだ。
今まで自分たちが準備してきた事が全て台無しになった事。まずはこれだろう――そして、『もし自分も男性操縦者として発表した場合、予想していた以上にアクションがあるだろう』ということ。
だがしかし、デメリットだけではない――むしろ、メリットのほうが大きいかもしれないのだ。
それは何故か、まず織斑 一夏が先に『男性操縦者』として世間の脚光を浴びる事
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