暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第12話 『意思』
[2/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
底嬉しそうにしていた。
それは何故か?いい意味でも悪い意味でも『自分が計画していた通りにならなかった』からだ。
「束さんにも全く理解できないしわかんないんだけど、彼――そうだね、『ゆーくん』とでも呼ぼうか?彼はね、いっくんと同じでISを動かしちゃったんだよ、それも――いっくんより前にね。 おかしいよね、不思議だよね?だって『いっくんについては束さんが仕向けた』けど、ゆーくんについては束さんはなーんにもしてないんだから」
「束様が何もしていないのにISを起動……ですか?」
「うんうん、本当に興味深いよっ 確かにゆーくんっていう『存在』も興味深いけど、束さんはもうひとつすーっごくわかんない事があるんだ」
それまで『ただ無邪気』だった笑顔をやめると、今度は『何か興味深そうな、意味ありげな笑顔』をクロエに向けると、その言葉を言い放った
「ゆーくんは確かにISを起動させた、それは確実なんだよ、でもね――『コア・ネットワーク』を束さんが確認する限りじゃ彼のISはね『存在していない』んだ」
「それは――つまり、どういった…… 仮にそうだとしての話ですが、コア・ネットワークで確認できない以上束様はどうして『月代 悠』がISを起動したとお分かりになられたのですか?」
「再びよくぞ聞いてくれたねくーちゃんっ! それはね――ゆーくんの近くにいる『この子』が教えてくれたんだよっ」
篠ノ之 束はそう言うと端末を操作し、今度は別のウインドウを引っ張り出してきてクロエに『これだよこれ』と言うと指差す。
そこには――『アリア・ローレンス』のIS<ブラッディア>のコアについてのデータと、彼女と『月代 悠』の戦闘機録映像が示されていた。
「ほら、前にフランスで束さんの技術を不細工にして使ってた奴等が居たでしょ?――あの時流石に束さん堪忍袋の尾が切れちゃったのくーちゃん覚えてる?」
「はい、覚えています――あの時の束様は珍しく完全にご立腹でしたので、よく覚えています」
「くーちゃん記憶力いいねー、それでね、『束さんの技術を出来損ないの人体実験に使用した不届き者』を始末するために匿名でエージェントに研究所の破壊と研究員全員の抹殺を依頼したでしょ?それをやってくれたエージェントに報酬としてあげたIS、あのコアが変な反応するものだから束さんの権限で強制介入して調べたら――これが出てきたんだよ 本当に凄いよね、ゆーくんも『彼女』も、束さんこれを最初に見たときは思わず叫び声上げちゃったよ よいしょっ」
篠ノ之 束は椅子から立ち上がると、先程クロエが持ってきた湯飲みを手に取るとを一口啜る。その後また言葉を続けた
「うんうん、くーちゃんが作ってくれたものは何でも美味しいねぇ、でも本当何なんだろうね?――ISのコアは束さんが『直接
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ