第四章 空白期編
第百十一話 『戦技披露会』
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、次は負けないわよ?」
「ああ」
それで私と士郎は控え室に戻っていった。
だけど戻る途中でとある二人の人物達と出会う。
その人は士郎より高い背で金髪のツンツン頭、目の色は灰色の容姿であった。
そしてもう一人はオレンジ色の髪に黒いバイザーをつけている少し怪しい人物。
「戻ってきたか、シュバインオーグ二等空尉に八神三等空尉」
「あなたは…?」
「私は“ジグルド・ブリュンヒルデ”提督だ」
「あぁ。あなたが噂のあの“管理局の正義の象徴”とまで言われているジグルド提督ですか」
「ああ、そうだ。今回の戦い、見させてもらった。それでさっそく折行って相談だが君達には将来私の隊に入ってもらいたいと思っているのだ」
「あなたの組織に…?」
「また、どうして…?」
「私は将来この管理局の未来を思ってとある変革をしようと考えている。それには同志が欲しいところなのだ」
それで私と士郎を誘ってきているのか。
「…そうですか。でも残念ですが私は所属が教導隊ですし、それに将来はとある部隊に誘われていますので今はあなたの部隊には行くことができません。すみません」
「私もシホと同意見です」
「そうか。それは残念だ…。ま、気が変わったら声をかけてくれたまえ」
「「わかりました」」
ところで少し気になってはいるが、
「ところで、先程から無言の彼は一体…?」
「ああ、紹介していなかったね。彼の名は“タスラム”。
名前は仮の名ではあるが、私の右腕であり良きパートナーである」
「………」
タスラムさんはそれでも無口を通している。
何か秘密があるのだろうか。
その視線に気づいたのかジグルト提督は、
「あぁ…彼の無口は気にしないでいい。
私の前ぐらいでしかバイザーを外さないし喋りもしない少しシャイな青年なのだから」
「はぁ…」
「………」
タスラムさんはやっぱり無口を通している。
気になるけど本人達が気にしていないのなら他人の私達は口出しはできないわね。
それでジグルド提督は笑いながら「それでは」と私達から離れていきタスラムさんも無言でついていく。
「シホ、あの男…なにかをやりそうな目をしていたな?」
「ええ、なんとか平静を保てたけどなにか目に野心を感じたわ」
「それにタスラムという男も気になる。動きが精錬されていたからな。あれは単純に鍛えたからである動きであってほしいな…」
「そうね…」
少し不安を感じながらも私達はなのは達のところへと戻ったのだった。
戻るとさっそく、
「士郎、勝ったようだな。家族として誇らしいぞ」
「シホちゃんは、残念だったね…」
「シホちゃん、後で慰めてあげるからね…?」
「すずか、ちょっと大胆ね。さすが隣同士の家で暮らしているだけあるわね」
そ
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