第四章 空白期編
第百十一話 『戦技披露会』
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負けません。みんなの応援があるならそれに応えるまでです」
「そうか。ならお互いに存分に技の限りを出し尽くすとしようか」
「はい! いくよ? レイジングハート」
《Stand by Ready.》
「セットアップ!」
私もバリアジャケットをまとってレイジングハートを握り待機席に向かう。
それから一回戦、二回戦と色々な魔導師の戦いは繰り広げられていき、私達は試合の度にこんな戦いをする人もいるんだ…と感嘆の声を出していた。
そしてやっと私とシグナムさんとの戦闘がこれから始まる。
戦闘場所は崩れかけのビルだけが立ち並ぶどこかの戦場風景。
そこで私とシグナムさんはお互いにデバイスを構えながら、
『さて、次の戦いは武装隊所属、シグナム三等空尉 VS 航空戦技教導隊所属、高町なのは二等空尉となります』
アナウンスが聞こえてくるがもう気にしている暇はないだろう。
もう空気はシグナムさんの意思に答えて緊張状態でビリビリとしている。
「それでは、いくぞ。なのは」
「はい。シグナムさんの期待するような戦いを見せます!」
「いい度胸だ。ならばついてこい」
「はい!」
『おっと、なにやらすでに二人の戦いは始まっているようですね。では時間もありますので始めさせていただきます。
地形条件は『地上・崩れかけたビル立ち並ぶオフィス街』。
制限時間は25分。この限られた時間の中でお互いの魔導を競い合ってもらいます!』
そして始まりのカウントが取られ始める。
『3…2…1! 始め!!』
「いくぞ!」
まずシグナムさんが私に向かって突撃をかましてくる。
やっぱり突撃力にはヴィータちゃんの次に早いシグナムさん。
でも…!
「アクセルシューター…!」
瞬時に二桁以上のアクセルシューターを形成しシグナムさんに放つ。
それらはすべて弾幕となりシグナムさんの行く手を阻む。
「その程度…ぬるいぞ!」
レヴァンティンに炎を宿らせて次々とアクセルシューターを切り裂いていくシグナムさん。
でもその切り裂いている時間があればそれでチャージは十分!
「レイジングハート!」
《ディバインバスター。セット》
「ディバイーン…バスター!」
「ちぃッ! パンツァーガイスト!」
シグナムさんはシールドを展開するが、
「くっ!?」
防ぎきれずに直撃する。
そして爆発音が響いてくる。
でも、これくらいで沈むとは私は思っていない。
そして思ったとおり一瞬で私の背後に出現するシグナムさん。
「紫電…一閃!」
「シールド!」
炎をまとったレヴァンティンと私のシールドが衝突する。
それだけでけたたましい音が鳴り響く。
だけどまだやられない…!
「バインド!」
衝突
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