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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第14箱 「おおぉ……妹とのふれあいだ……」
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暫く、めだかと壁のサンドイッチ地獄を受けていた劉一クンはと言うと……

「うう…… 痛かったよぉ……。」

…っと呟いていた。

若干涙目のようだ。

暫くして、やっとめだかちゃんは放してくれたのだった。

……劉一が、謝ったのが良かったのか気が晴れたのかはわからないが、



「………………むぅ…」


めだかちゃんはまだ怒ってるようだった……。


「め…めだかちゃん!本当にゴメンね!?くじらさんとは道案内をしてもらおうと話していたわけで、遊んでいたわけじゃないんだっ。 お詫びに何かしてあげるからさっ!ねっ?ねっ??」

必死に自分自身を弁護!!そして お詫びをすると約束!

劉一は嘘はついてないと思える!

……そんなせこい大人じゃなく純粋な子供なんだから!!

(ちょっと、勢いで言っちゃったけど、お詫びといえば…… めだかちゃんのことだから多分勝負関係かなぁ………??)

って思ってたら、

「むぅ…む! よし…なら詫びに……」


めだかちゃんは、しめたっ!っと言わんばかりに目を開かせると、

劉一の方へ顔をグングン近づけて……。




「えっ!?」




劉一は、目を見開いた!

めだかちゃんの顔がどんどん近付いてくるんだ……。

だから、劉一はあわててめだかちゃんの顔を手で抑える。

「……む?なんだ?この手は?」

めだかちゃんは、抑えられたのが不満なのか、声色が少し強めだった。

「いやいやっ!こっちのセリフだよっ!?何しようとしてるの?顔を近づけてきてさ!!」

めだかちゃんと劉一クン。

息が合ったツッコミあいだ。

「??…詫びをするといっただろう? それをしてもらってるだけだ!」

そして、普通に答えるめだかちゃん。

「ええっと……うん。…お詫びって??……何をしようとしてるの?」

力がどんどん入ってるめだかちゃんの顔を劉一は頑張って抑える……

かなり強いようだ… 苦笑





「キスだ。」




!!!!!?????



「ええ!!…キ……キス??」

後ずさり………

「そうだ!知らないのか?唇と唇を合わせる行為だ。日本語では接吻とも言う。」

…しれッと答える。

でも、劉一は其れくらいは知っているようだ。

当然だろう。

精神的には、大人も同然なんだから。

「いっいや!知ってるけどさ!!ちょっとまって!!」


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