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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0251話
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収による体調悪化に関しても回復してきている。さすがに吸収したばかりの魔法3つは使えないにしても、俺の全能力をフルに発揮すれば俺達以外の4人を倒すとまではいかないまでも切り抜ける事は可能だろう。

「アクセル君、だがね……」
「タカミチ君、ちょっと待っとくれ。アクセル君は今、特に急いでやらなければいけない事は無い、と考えて間違いないかの?」
「あ? ああ。敢えて言うなら千鶴とあやかの2人を記憶消去なんて真似から守るくらいか」
「ふむ。この時期に彼のような人物がこの麻帆良に現れたのも何かの運命と考えるべきなのかもしれんな」
「学園長?」

 意味ありげな近右衛門の言葉に、高畑が首を傾げながらも尋ねる。
 近右衛門はそんな高畑を相手に軽く頷き、俺へと話し掛けてきた。

「アクセル君、良ければこの麻帆良学園の生徒にならんかね?」
「……何?」

 近右衛門のその言葉は、完全に俺の予想外なものだった。
 俺のこの外見年齢を考えると、小学校に通えとでも言いたいのだろうか。
 だが、近右衛門の言葉はそんな予想外な俺の予想すらも、さらに越えたものだった。

「じゃから、この麻帆良女子中等部の生徒にならないかと聞いておるんじゃが」
「……いや、待て待て。この場合は正気か? と聞くべきか。それとも本気か? と聞くべきか。あるいはボケたか? と聞くべきか。……どれだと思う?」

 取りあえずニヤニヤとした笑いを口に浮かべているエヴァンジェリンへと尋ねる。

「くくっ、さてな。私としてはボケたか、が正しいと思うが」
「……それですわ!」

 そしてテンションがダダ上がりのあやか。千鶴もまた、そんなあやかの隣でニコニコと微笑んでいる。

「一応言っておくが、俺は男だぞ?」
「まぁまぁ、話は最後まで聞いておくれ。実は来月に1人の魔法使いがこの麻帆良学園中等部に教師として赴任してくる。アクセル君にはいざという時に彼の手助けをして貰いたいのじゃよ」
「……ここは普通の学校だよな?」
「うむ。じゃが、その子はメルディアナ魔法学校を主席で卒業したばかりでな。卒業後の修行内容がこの麻帆良学園で教師をやる事なんじゃよ」
「……子?」
「うむ。9歳の男の子じゃ」
「まぁ!」

 そして再びテンションを上げるあやか。本当に自分の欲求に正直な奴だ。

「幸い、君も見た目はその子と同じ年頃に見える。じゃから、その子の生徒としてそこにいる2人と同じクラスに在籍して欲しいんじゃよ」
「となると、その子供が担当するというのは?」
「うむ。雪広あやか君、那波千鶴君のクラスである2-Aじゃな」
「ちょっと待って下さい。それこそアクセル君はまだ10歳かそこらですよ? 私達のクラスに転入してきても勉強に付いていけるかどうか……」

 
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