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妖刀使いの滅殺者
第33話
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めた

「…そういや、ソロも久しぶりだなぁ」

黒印を抜き放つ
目の前には≪―スパイランク―≫。人型で全身黒。どこかの二刀流使いを思い出す。武器は曲刀、動きが素早く、一撃が弱いが連撃が痛い

「うしっ!即効で終わらせる!!」

いきなり≪風雅・散≫で胴を斬る。体力バーが変動した。≪―スパイランク―≫は素早い動きで俺に襲いかかってくる。が、振るう前に曲刀を黒印ではじき隙を生ませる
そして直ぐに≪氷雷・風≫で×印に切り裂く。≪―スパイランク―≫は体を捻って若干かわしてきたが、かするだけで大ダメージの俺の斬撃は嫌でも命を刈り取りに襲いかかる

「ふッんッ!」

片足でバックステップをして距離をとり、黒印を一旦下す。そして腰の位置に構え≪居合・真≫を発動させる
≪―スパイランク―≫はやはり高速で曲刀をふるい、翻弄しにきたが俺はその攻撃に目もくれず、スキルを発動させる
体力バーがけし飛び、大きな鈍い音と共にポリゴンが散る。そして

「おッ?レベルアップか…」

レベルが上がった。俺はすぐに気を取り直して次の獲物を探した






夜――――
その後は結局レベルが上がらず、引き上げた
家に帰るとサチが出迎えてくれた

「おかえり!」

「おう、ただいま…、なぁサチ」

何時もと違って真剣なまなざしの俺に違和感を覚えたのかサチは首をかしげた

「…俺のスキル、まだちゃんと話してなかったろ?話すよ…俺のスキル≪滅殺者≫」

ソファーに座りステータスを可視化して全て説明した。サチは俺が昔病んでいた時代と「生い立ち」をしっているからスキルの説明だけをした

















「レイが強いのはこのスキルのお陰でもあるんだね…」

「あぁ、流石にやりすぎだとも思ったがな…」

「ありがとうレイ。話してくれて」

俺の顔を覗き込み、静かにサチは呟いた
そして、涙にぬれる頬をぬぐって静かに唇を重ねた

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