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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第23話 機動六課、地球へ………
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中庭へと向かった。

「………で、どういう事なんだ?何でフェリアが管理局員で、しかも本局にいるんだよ………」
「フェリアは今私と共に管理局員として内情を探っている」
「何処に所属されているんだ?」
「ここの事務員として働いている」

こことは当然本局である。
実はフェリアは卒業後、スカリエッティの家に帰り手伝っている内に、ドゥーエに誘われ管理局員として働いていたのだ。

『事務員が不足してるの。バリアアーマーの普及で魔導師として部隊に配属希望を出した人が大勢いてね、チ………フェリアが良ければ私と同じ所で働かない?』

そんな誘いにフェリアは乗り、試験も全て最高成績を取り、機動六課とは別に期待の新人として有名でもあった。
当然、その容姿からも………だが。

「いつから………」
「半年前ほどだったと思うが………」
「そんなに前から………」

思わず机に頭を付ける桐谷。

「な、何故そんなに落ち込むのだ」
「いや、何というか………水臭いだろ」
「ま、まあ一応隠密任務と言うか………言いづらかったと言うか………」
「だが零治達は知ってるんだろ?」
「そうだが………だ、だが加奈や神崎にも見つかってないぞ!!」
「いや、そういう問題じゃないだろ………まあいいや、取り敢えずこれからは気軽に会えるって訳だ。また仲良くやろうな」
「あ、ああ!!」

そんな2人のやり取りを見ていたドゥーエ。

「あたふたしてるフェリア可愛い………」

シスコン次女は健在であった………











「あっ、零治さん〜!!」

ペンションの近くに来ると人型になっているリインが大きく手を振りながらこっちにやって来た。

「零治だぁ〜!!」

その隣で一緒に遊んでいたのかヴィヴィオも一緒に走ってきた。
しかし前はお兄ちゃんがついていた気が………

「あた!?」
「ヴィヴィオ!?」

その途中でまさかの転倒。
恐らく石にでもつまずいたのだろう。

「ううっ………」

新調したのか真新しい服も所々汚れてしまった。

「せっかく新しい服だったのに………」

涙目で俯くヴィヴィオ。

「おいおい泣くなって、それくらいの汚れだったら叩けば落ちるって」
「動かないで下さいね、今拭きますから」

星が優しく近づきヴィヴィオの汚れた部分を拭いてあげる。
完全に綺麗にはならないものの大分マシになった。

「これで大分マシになりましたね」
「良かったなヴィヴィオ」

「………」

「ヴィヴィオ………?」
「どうしたの?」

黙ったままじっと2人を見るヴィヴィオ。

「おい、大丈夫か?」
「似てる………」
「誰にですか?」
「なのはお姉ちゃんと
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