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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第23話 機動六課、地球へ………
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……」
「お疲れ様ですレイ」
そう言って荷物から飲み物を出しながら星が声をかけてくれた。
「ありがとう星………なのによ………一番の原因の奴があれだもんな………」
楽しそうに笑うライを見ながら俺は呟く。
ライは寝坊しただけではなく、荷造りをすっかり忘れていた為更に遅くなったのだ。
しかもその後船着き場まで自宅の車で(シャイデと一緒に買いにいった、大人数が乗れるワゴン車)ここまで来たのだが途中渋滞にあい、更に遅くなった。
結果、ペンションに着いたのは実に六課のメンバーが到着してから2時間も経ってしまっていた。
「ほら急ぐぞ、ずいぶん遅れたのだ、いつまでも呑気してるな」
「夜美姉、急かさないで下さいっス〜」
「うるさい、出なければ学校に連絡するぞ」
「や、それだけは勘弁っス!!」
我が有栖家(俺、星、ライ、夜美、優理、アギト、セッテそしてリンス)と呼んでもいないのにウェンディ、セイン、ノーヴェのダメっ子シスターズまで着いてきた。
ただでさえ六課のメンバーだけでも大人数なのに本当に全員泊まれるのだろうか?
「大丈夫ですよ、アリサに確認したら一部屋に3、4人位で使ってもらえれば何とか足りるみたいです」
「そうか、なら問題ないか………」
部屋割りで揉めるほど子供でも無いのでさっさと決めてのんびり過ごすか。
「久しぶりだなキャロを含めてみんなでのんびりできるのは」
俺の所まで走ってきたアギトがそう呟く。
「優理とリンスはキャロやエローシュ達に会えるのが楽しみだろ?」
俺はすぐ後ろを歩く優理とリンスに声をかけた。
「私はレイが「楽しみです!!」………」
「痛っ!?どうしたの優理」
優理は話を遮られたのがお気に召さなかったのかぽかぽかとリンスを叩いている。
何だかんだ仲良しな2人なのだ。
「零治は何だかんだフェイトに会えるのが嬉しんじゃねえか………」
「おまっ、アギトは何でそんな修羅場になりそうな事を………はっ!?」
後ろからのプレッシャーを感じ思わず振り返りそうになるが何とか持ちこたえた。
しかし………
「うっ!?」
「レイ、私は信じてますから安心していいですよ」
「星さん………?そう思っているならがっちり固めてる腕を離してくれないか?」
まるで自分の物だと見せつけるかのようにがっちりと離さないように俺の腕を固める星。
笑顔で言っているが逆にそれが恐い………
唯一の救いなのが胸の感触を味わえる位である。
「星いいなぁ………」
「まあ違う時にすればよかろう。せっかく家族全員が集まるのだ、楽しむとしようではないか」
羨ましそうに見るライに夜美が優しく囁く。
夜美も星が羨ましく思いつつもそれ以上にキャロ達と過ごす時間が楽しみで
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