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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第13話 元βテスターの真実
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皆が頷いていたのだ

「ふ……フンッ!もお かまへん……」

 キバオウは、その言葉を最後にもう黙した。これ以上話に口出ししないと言うかのようにだった。

「さて……それら ふまえて再開する。実は、先ほど 例のガイドブックの最新版が発行されたんだ。……エギルさんの本にも載ってなかったBOSSの情報が掲載されているガイドブックが」

 その言葉に場が響めく。ガイドブック、と言うよりは《アルゴの攻略本》と言う名前の方が定着があるのは豆知識だ。

「……そして、目玉のBOSSの情報だが、この本によると、BOSSの名は《イルファング・ザ・コボルド・ロード》。そして、《ルインコボルト・センチネル》と言う取り巻きがいるらしい、それとBOSSの武器は斧とバックラー。4本あるHPバーの最後の1本が赤くなると、曲刀カテゴリーのタルワールに武器を持ち替え……攻撃パターンも変わる……と言う事だ」

 ディアベルが、攻略本を読み上げた。


「なるほど………同じ、だな」

 リュウキはディアベルの話を聞いてそう呟いた

「……え? 同じって?」

 レイナが反射的に聞いていた。彼が呟いていた言葉が聞こえたからだ。

「………いや、こっちの話だ。何でもない」
「なんでもない事無いと思うんだけど………。うん 無理には聞かないよ」
「……ああ、助かる」
「ん……」

 少し不満はあったけれど、追求はしない様にした。

 そして、その後も攻略本に記載されている内容を数点を説明した後。

「……さて、攻略会議はここまでだ。さて、最後にアイテム分配についてだが、金は全員で自動均等割り、そして、経験値はモンスターを倒したパーティのもの。アイテムはゲットした人のものとする。異存は無いかな?」

 その言葉に皆、異存は無いようだった。

「よし……それでは 明日の朝10時にここを出発する。……では! 解散!!」

 その宣言の後、其々のパーティが解散していった。

 一悶着あった攻略会議だが、無事に終了したのだった。








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