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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第13話 元βテスターの真実
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ていると考えた方がいい……。自分の脚で眼で、身体で感じた情報が命だ。……生き延びる為に、……果てには、このゲームをクリアする為には、何が必要なのか……。それを真剣に話し合った方が言い。BOSS攻略の話し合いも大切、だがな。……BOSS事態も初見だ。警戒する事に越したことはない」
リュウキは最後にそう言って、ゆっくりとその場に腰掛けた。
その姿を見ていたレイナは、少し腰を浮かし リュウキの傍に寄った。
「……ちょっと意外かな」
傍に寄ると、レイナがそう呟く様に、リュウキにだけ聞こえる様に言っていた。
「あなたは、……そう物事はっきり言うタイプ……だったの? それもこんな大勢の前で?」
レイナが意外に思った事はその事だった。この場所で彼を見かけた時、基本的に遠巻きに観察する様に、全体を見守る様にしていた。率先して前に言ったり、ディアベルをはやし立てたりする様な事はせず、一歩退いて見ていたんだ。だけど、その印象は さっきのやり取りで一気に吹き飛んだ。
「……今回だけ……だ」
レイナの言葉を訊いてリュウキは、ただそう言ってそっぽを向いた。自分でも判っている。こんな大勢の前でこんな事をするなんて、考えてもいなかったから。
「…………ふふ」
そっぽ向く彼を、リュウキを見てレイナは改めて思った。
先ほどのやり取り、キバオウの凄みにも全く介せず、そして有無を言わさぬ迫力を感じたんだけど……今の仕草は、さっきとは大違いだ。
――……何処か、ギャップがあって何か面白い。……と言うより可愛いかな。
改めて感じたリュウキの印象がそれである。
「……なぁ、オレも1つ発言良いか?」
リュウキが座った数秒後に、今度はスキンヘッドの大男が手を上げた。
「ああ……構わないよ」
ディアベルは、返事をした。それを聞いて大男は頷くと。
「キバオウさん。オレの名はエギルだ。……オレも、1つさっきの銀の彼の発言に付け加えたい。この《ガイドブック》。知っているか?」
エギルは、リュウキの名前を知らない。名乗っていないからだ。だからフードの色で彼のことをそういったようだ。
「なっ……なんや! それくらい知っとるわ! 道具屋においてあったヤツやろ? それが何や!」
キバオウはバツが悪くまだ、リュウキに対し……睨みをきかせていたが、もうどこ吹く風。何を凄んでも何も感じていない、というより見てすらない。
そんな空気を感じつつ、エギルは続ける。
「このガイドは、オレが新しい村や町に着くと、必ず道具屋に置いてあった。……しかも無料配布。ここにいる皆も世話になっただろう?」
ガイドブックを片手に、エギルはそう言った。βテスター達を憎悪した
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