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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第8話 『晩餐会』
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「私も二人の可能性を、未来を切り開くその希望を信じたい。そして、二人は信じるに値する人間だ。レオン、君もそうだろう?二人の可能性に魅せられて未来を託した――それと、私も同じだよ」


なるほど――つまり、彼もまた魅せられたのだ。未来を作り切り開く強く、気高く――無限の可能性の力に。
私は、笑うと彼に対して言った


「貴方の覚悟、そして想い…確かに私に伝わりましたよ――『デュノア社』と『ネクスト・インダストリー社』の提携、その提案…受けましょう」


私は心の中で思った。私も、大佐も、そして彼も――もう若くは無い。これからは若い世代の時代だ。
ならば、自分達の心を動かし、諦めかけていた老いぼれの心に再び炎を灯し可能性を示してくれた若い二人の背中を自分達は押すだけだと。


『私達』の力を持って、二人の――若き可能性の炎を決して消させない、守りきってみせると。



――諦めかけていた『大人達』の心に再び未来を信じる炎が燃える。 そうさせたのは、若き『可能性』の申し子達。 大人達は誓う、『未来を作る希望を決して消させない、なくしてなるものか』と

『仏蘭西国企業連』、『二人』を信じた大人達の希望を、未来を、全てを託したその存在は大きな力となって『二人』を支えていく。


――しかしこの時、彼等は知る余地も無かった。近い未来全てを震わせ世界を動かす『あの出来事』があるという事を

それでも、と叫び続ける『二人』はその未来に何を望むか、何を願うか。
『二人』の新たなる出会いもまた、刻々と近づいてきていた。

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