暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第8話 『晩餐会』
[7/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
――私の知っている情報全てのピースが一致する、何ならもっと調べた事を吐いてやってもいい、ここまできても――シラを切るのかルヴェル」
彼のその言葉に対して、大佐は暫く目を瞑るとため息を吐いた
「…ジェームズ、貴様の知っている最大の情報は何だ?」
「――お前が、推測だが…『IS』を保有している、しかもそれはただのISではない。違うか? そして、お前は今あの殺しの天才と言われたエージェント<ブラッディア>を保護している―― 一緒に来ていた『アリア・ローレンス』という彼女がそうなのだろう?」
更に、と付け加えて彼は続けた
「お前の養子――『月代 悠』が今回の一件に関わっている可能性があるという事も、全てが推測の域を出ないが…『お前は何か重要な事』を知っているということを」
部屋に暫くの沈黙が流れる。そして――口を開いたのは、大佐だった
「ジェームズ、この部屋の防音や警備は完璧なのだろうな?」
「…無論だ。私が考えうる中で最高の警備とセキュリティを張って、私自身がチェックしている」
「そうか――これから話す事は極秘事項だし、聞いてしまったら…お前は逃げられなくなる。 お前に娘さんと奥さんがいるのは知っている。下手をすれば二人を巻き込むぞ、それでも――話を聞くか?」
「ッ…例えそうだとしても、私は――お前から聞かなければならない。そして何があっても今度は――私は妻と娘を守り通してみせる、どんな事があってもだ」
大佐はそのまま「負けたよ」と言うと私に向かって
「――レオン」
「何でしょうか、大佐」
「…ジェームズは多分、真相に近づいてる。それにコイツは『私達側』の人間だ――あの事を話そう、二人の事を」
「よろしいのですか…」
「いずれどうせわかることだ――なら今、全てを語ってしまおうじゃないか」
そうして大佐は、彼に対して全てを話した。私も出自を知らないあの機体、"Tempest_Dragoon"についての詳細は語らなかったが、ユウ君に"Tempest_Dragoon"を凍結させようとして、それから何があったのか――そして『男性IS操縦者』という事を話した。
「何かあるとは思っていた、だが――彼が、『月代 悠』が『男性IS操縦者』だと――!それが事実だとしたら、彼の力は――彼の存在は世界を壊すぞ!?」
「わかっているさ」
「何故だ――世界を滅ぼしかねないのだぞ、『彼』という存在は世界にとっては完全な『イレギュラー』だ…それなのに、何故――お前はそこまで落ち着いていられる」
「――あの子が、『アリス』と『ヒサト』の息子だからだ。 そしてあの子は強い、全部あの子は知っているのさ。自分がどんな力を持っているのか、あの子が好きな『空』を飛ぶための力
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ