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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第8話 『晩餐会』
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――差し伸べられた手、それによって助けられた『太陽の少女』は『二人』の背中を追う
『可能性』を信じ、今度は自分の力で、自分の意思で――二人の横に立ちたいと彼女は望む。

『再開』とは突然に訪れる。二人もまた『彼女』と再開し、そして――『可能性』に魅入られし者と出会う。

その出会いが、『二人』ではなく『三人』に変わるとは――まだ二人は、知る余地も無かった


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――『ネクスト・インダストリー』での一件から数日後、『デュノア社』主催の晩餐会の当日になった。俺とアリア、そしてエディさんにレオンさんはそのにやってきていた。

会場に到着して、俺は少しだけ驚いたことがある、晩餐会の会場が――ホテルなどではなく、『デュノア家』だったのだ。

つまり、『シャルロット』の実家だ――そして俺は周りを見渡すが、大企業が主催している晩餐会の割りに、そこまで人は多くなかった。

推測ではあるが、恐らく――『デュノア』との関係者の中でも、それなりに信用されているか重役しか招待されていないのだろう。

周囲を見渡しながら、俺は考える――あの時『ジェームズ・デュノア』が言っていた『大事な話』とは何か、そして俺とアリアに会いたいとはどういう事か。

内容から考えれば、俺とアリアが『IS保有者』だとバレてそれに対しての揺さぶりか――だが、そうするという事は『ネクスト・インダストリー』に対する宣戦布告とみなされるだろうし、それに…レオンさんは『ジェームズ・デュノア』についてはそんな事をするような人物ではないと言い切った

考えても仕方ない――ひとまず、警戒だけはしておこうと俺は思った。

今回、この晩餐会に出席するにあたり当初の予定とは違った事があった――それは、アリアのISである"ブラッディ・リーパー"の改修が間に合わなかったのだ。

『晩餐会に間に合わない』と知らされたのは、一昨日の事だ。レオンさんから直接連絡があり、俺とアリアで『ネクスト・インダストリー』にあるIS関係の開発室で"ブラッディ・リーパー"についての話を聞いた。

改修を担当した研究責任者とレオンさんに聞くと 『予想以上に改修・強化する部分があった』のと…もうひとつは、変な理由があった。

どうやら俺のIS、『テンペスト』――"Tempest_Dragoon"がリミッターや予定していた蓄積プログラムを登録する際に『駄々をこねた』らしいのだ。

俺自身、何かの冗談かと思ったが――レオンさんが嘘を言うとは思えない、聞けば『蓄積プログラムを入れようとするとエラーを吐き出して『管理者権限』で実行しろ』とウインドウを出し『リミッター』を掛けようとすれば、
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