暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第7話 『親心子心』
[8/8]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
した二人の『可能性』、私もそれに魅せられてしまった。
だから私は、その二人に会いたいと望んだ――そして、私達家族をその『可能性』で変えた二人に、私は会って話をして、そしてもし私の信用に足りるなら――協力したいと思った。
私のやった事は 『社長である自分自身が直接『ネクスト・インダストリー社』に話を持ちかける』 という事だ。
今日、恐らくルヴェルと彼ら二人は『ネクスト・インダストリー』に居るだろう。そこで何をしているのかは定かではないが…確実に居る。
だから私は直接電話をして、『レオン・ハルベルト』に私自身の運命と社運を掛けた『ある重要な提案』を持ちかけ、二人に会う事を希望した。
場所は数日後に開かれるわが社の『晩餐会』、そこで極秘に『あの話』を『レオン・ハルベルト』に持ちかける。
そして、シャルロットに未来と『可能性』を示した二人に会い、話をしよう――感謝の言葉と、本当に私が自身の『可能性』を預けるに相応しいか、話をして見極めたい。
さあ、『可能性』を私にももっと魅せてくれ、ルヴェルの秘蔵っ子よ――そして、私を納得させてくれ。 魅了させてくれ。
――もし、シャルを変えたそれが本物なら、 私も全力で力を貸そう。 私をビジネスではなく『可能性』で動かせた君達について、もっと教えてくれ
私は、ふと自分のデスクの上を見る。そこには1枚の書類があった――
『デュノア社とネクスト・インダストリー社の提携提案書』 私の未来と希望を託した、数日後に切る私の――最大の切り札。
その書類を私は厳重に保管すると
「―― 一人の子の親として、そしてシャルを変えた君達の『可能性』に魅せられた私に教えてくれ、君達は 『何者』なのかとね」
そう、社長室で呟いた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――すれ違いを続けていた親子は、分かり合い、歩み寄り…『可能性』を信じる事で本来の『家族』としての形を取り戻す。そして、ジェームズ・デュノア、彼もまた『可能性』に魅せられる。
――彼と二人が出会い、『運命』が大きく動き始める時は近かった。そして――刻々と世界を揺るがす出来事も、二人と『可能性』に魅入った者達に迫りつつあった。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ