第四十四話 不老不死その九
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をだ。そのことに気付いていなかった。
そして気付かないままさらに言うのだった。
「とんでもないですよね」
「お父様は素晴らしい方よ」
聡美も自分の失言に気付かないまま言っていく。
「けれどそうしたところはね」
「ゼウスの欠点ですね」
「最初は私もお兄様も義母様に反発したけれど」
「ヘラにですか」
「ええ。生まれた時に意地悪もされたし」
ヘラの嫉妬は誰にも向けられる。ゼウスの愛人とその子ならば。
「それで仕返しもしたけれど」
「ゼウスがあんまりにもだからですか」
「今思うとね」
「今はですか」
「義母様の気持ちがわかるわ」
そのヘラのそれがだというのだ。
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