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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第6話 『企業』
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外には自分の奥底を知られて欲しくない』のだと思うよ?実に乙女じゃないか、『タバネ』が作ったコアなだけあって――本当に乙女だ、そしてきっと『テンペストは、もう君の言う事しか聞かない』だろうね」
――コイツは、俺にしか心を開かない…そして、俺の言う事しか聞かない、か。 俺は、コイツにそれだけ信頼されているという事なのだろうか。 そして俺は…コイツを乗りこなせてやれるだろうか。
そんな迷いを俺は考えると同時に、振り払う。
――何を馬鹿な、俺は…コイツを起動した時に誓っただろう。 絶対にお前を乗りこなすと。
そして、絶対にコイツを世界を滅ぼす力になんて、させない。 そう誓っただろう、月代悠。
そう自分に喝を入れる――そうして、少し気になったが
先程レオンさんは『タバネ』と言わなかったか?
「あ、あの――レオンさん…今『タバネ』と言いましたよね――それは、もしかして『篠ノ之 束』ですか?」
「うん?――ああ、確かに『タバネ』とは篠ノ之 束の事だが…」
「…まさか、篠ノ之 束とお知り合いで?」
「知り合いも何も、彼女の事は昔から知っているよ――彼女は小さい頃から実に頭が良くてキュートだった。そうだね…一応『よく知ってるおじさん』という事になるのかな?私は」
その言葉に俺は驚くと同時に、篠ノ之 束に対する憎悪―― 自分の両親が死ぬキッカケとなったあの事件について思い出して、憎しみと憎悪が増していくのがわかった。
だが俺はそれを押さえ込む――『力』を持ってしまった存在に、憎悪や殺意、憎しみの心は危険すぎる――そして、憎しみに飲まれてしまったら、それは自分を殺す そう思ったから。
「そう、ですか――わかりました」
「…ユウ君、1つだけ言わせてくれ――あんまり『タバネ』を憎まないでやってくれ…あの子は、自分に純粋すぎるだけなのだ――君の事は知っている、憎むなとは言わん、だが――」
「わかってます、大丈夫です――自分の中でちゃんと、そこら辺については考えてるつもりですから…」
そうか、と一言だけレオンさんは言うと、今度はアリアの方を見る
「さて、では――君にも幾つか話を聞かせて欲しい…アリア・ローレンスさん――いや、『紅姫』<ブラッディア>と呼ぶべきかね?」
俺の隣に居たアリアの身体が、ビクッと震えた
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
覚悟は、していた――ここに来た以上きっと『彼』は私について調べている。だから…私の過去ももうバレていると思った。
そして、その言葉が放たれたとき――私は、心の奥底で感じた不安に震えてしまった
「さて、では――君にも幾つか話を聞かせて欲し
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