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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第6話 『企業』
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介を受けて、俺とアリアは立ち上がって彼に対して頭を下げる。
「なるほど…君が、『大佐の秘蔵っ子である可能性の申し子』と、話にあった『紅姫』さんだね――初めまして、私は『レオン・ハルベルト』…一応うちの企業の社長をしている、そんなに硬くならなくていいから、楽にしてくれ」
彼に言われて再び俺とアリアはソファに座りなおす――テーブルを挟んだ正面のソファに、彼が座ると
「さて…では本題に入ろう――大佐の仰っていた話を聞いて私自身非常に驚いたよ――だが、大佐から送られてきた暫定的な"Tempest_Dragoon"と"ブラッディ・リーパー"の稼動データを見たが…それを見せられて信じる気になったよ。さて…ユウ君と言ったね?」
「は、はいッ」
緊張して返答する俺に対して、彼は笑いながら
「だから、硬くならなくていい――さて、ユウ君…君を信じていない訳ではないが、今この場で――"Tempest_Dragoon"を部分展開して貰ってもいいかね?」
「はい、それでは――」
悪いが、ちょっと頼むぞ――『テンペスト』
そう心の中で言って俺は、テンペストの右腕腕部を展開して見せる
「これは――確かに、君が男性操縦者である事は間違いないようだね…しかし、興味深い――実に興味深いね」
「あの…ハルベルトさん」
「ああ、レオンでいい――大佐の身内なのだろう?なら別にレオンでいいさ――それで、何かね?」
「俺がコイツ――"Tempest_Dragoon"を何故起動させる事が出来たのかとか、分かりませんか?」
すると、レオンさんは うーん… と考える仕草をすると
「そうだね、正直な話まったくわからん――そももそ君のような『男性操縦者』自体が異例中の異例、いわば世界の『アポトーシス』だからね」
アポトーシス――つまり、人で言う『プログラムされた死』。この場合は、『下手をすれば世界を死滅させる因子』という事だろう。
表現がアレだが…確かにその通りだ。そして――俺も、それを理解している。
「一応、君のデータには全て目を通させてもらった――自宅から送ってもらった"Tempest_Dragoon"の暫定稼動データと初期設定に最適化、そのログは全て確認したが…何故起動できたのかは、不明のままだ」
そして、と彼は言うと
「君の"Tempest_Dragoon"は…謎が多すぎる、まず――こちらで確認しようにも大半のデータに対してアクセスが拒否される、それからそのアクセス拒否される部分が全て『ブラックボックス』なのだよ――唯一分かるのは、一部のデータと稼動データくらいでな…」
「それは、つまりどういった…?」
「うん、そうだね――結論から言えば"Tempest_Dragoon"は『君以
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