第九話 届かない思い
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
飛び去る。
それに続き俺とアルフもそれに続く。
「バイバイ〜」
最後にアルフがそう言いながら俺たちは去っていく。
クラスメイトとして高町の力になりたいとも思うが、それはさすがに身勝手すぎる。
自分の意志でテスタロッサの力になると決めた俺が、今更高町の力になろうだなんて虫が良い、ただの卑怯者だ。
そう思い、後ろを振り返らず頭を振る。
そう、自分で決めたことなのだ。今更やり直せないし、もう元には戻らない。
上空に光る満月。美しく、悲しさとはかけ離れているそれが、ひどく悲しく見えたのは高町の感情を写している様に見えたのか、俺の感情を写している様に見えたのか、それとも……。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ