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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第5話 『シャルロット・デュノア』
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んだ――だから、花言葉に『可能性』という意味を込めた」
俺の言葉をシャルロットは黙って聞いていた
「可能性、か――僕にも…可能性はあるのかな?」
「あるさ、必ずある――少なくとも俺はそう思うよ、『その想い』さえ消えなければ可能性は必ずある」
その言葉にビクッと身体を震わせるシャルロットを見て
「…どうかしたのか?」
「う、ううん――なんでもない」
「そうか――じゃあ、俺とアリアはもう帰るわ――シャルロットも気をつけて帰れよ?何かあれば連絡くれ」
「またね、シャルロット」
そう言うと、俺とアリアは集合墓地を後にした
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――色んなことがありすぎて、困惑していた
実家を黙って抜け出して―― 一度は黒服達に追われてなんとか逃げて。
それで…集合墓地に着いたと思ったら突然現れた二人。二人はユウさんとアリアさんって言って、フランス空軍関係の人らしい。
墓地まで来て僕を連れ戻しに来た黒服達を前にしても怯まずに、二人は僕を助けようとしてくれて――それで、二人を見て羨ましいと思って。
――二人は『僕に手を差し伸べてくれた』。もう一人じゃないよって、言ってくれた――嬉しかった、ずっとずっと僕は…一人だったから、差し伸べられた手が――嬉しかった
二人が去ってから、僕は何度も自分の携帯を確認した。そこには――ちゃんと二人の連絡先があった。
先程までの事がまるで、夢ではないのかと思ったが、その連絡先が――現実であることを証明していた。
もう一人ではない、と思うと心のどこかが軽くなって――嬉しくもあった。
同時に、ユウさんの言っていた言葉が浮かぶ
――『分かり合う』って事、大事だと思うぞ
――『可能性』を信じる限り、どんな困難でも人はそれを乗り越える事が出来る
その言葉が思い出される。そして――僕は思った
もう、逃げるのも――鳥篭の中に捕らわれるのもやめよう、ちゃんと立ち向かおう――僕は、『人形でも道具でもない』、僕は…『シャルロット・デュノア』だ!
ちゃんと、あの人――お父さんと話をして、乗り越えよう――何度だって足掻いて僕は――今度こそ自分の力で『現実』と向き合う、そして二人に会いに行くッ!
そう決意すると、僕は――携帯で会社ではなく、プライベートの番号から――あの人、お父さんの電話番号をコールした
「――お父さん?僕です…大事な、話があります」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――自分の力で未来を望む事を決意した『太陽の少女』は、自分自
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