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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第3話 『はじめまして』
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、ですけど…それがどうかしたんですか?」
「…ネクスト・インダストリーが『IS産業』に着手して、質のいい製品を作っているのは知ってるだろう? だが――『IS自体』は製作していない」
知っている、ネクスト・インダストリー社は量産型のISを生産していないが、その技術力で非常に高性能かつコストの安いIS用の兵装を作っている。
「そして、あの会社自体は『自社製かそれに該当する量産型IS』を作りたいと考えている――そこで、お前の存在だ」
「…企業にバックについて貰う対価として、条件付で俺自身の稼動データとある程度の『テンペスト』自体のデータを渡す、つまりはそういう事ですか」
するとエディさんは頷くと
「ああ、その通りだ――少なくともあの会社ならユウをモルモットにしたり解剖したりはしないだろうし、『彼』がそれを許さないだろうからね――」
そこで俺は気になった。
エディさんは ネクスト・インダストリー社 について知っているのだろうか? 『彼』と言っているが――まさか交友があるのだろうか?
「エディさん、聞いてもいいですか?」
「何だ、ユウ」
「話を聞く限り――エディさんはネクスト・インダストリー社と繋がりがあるように思えますが…」
「あぁ…あの会社の『レオン・ハルベルト』は知ってるな?」
「はい、あの企業の社長…ですよね?」
「彼は、私の昔の教え子でな――彼が空軍時代に私の元で部下として働いてくれていたのでな」
その言葉に唖然とする、ネクスト・インダストリーの社長が教え子だと!?
この人――どこまで人脈あるんだ…
そう思うと同時に、呆れてため息が出る
それを考えると、ぞっとすると同時に『色々な意味で身内でよかった』と思った
「…彼に話はもう通してある、彼自身は『そちらの条件を全て飲む事を前提に君達には当企業に属して欲しい』と言ってきている」
手の早い…俺と彼女が治療と着替えをしている内に、そんな事まで――確かにこちらの条件を全部飲んだ上で『保護』名目で企業に所属させてくれるなら、これ以上いい案は無い――
ん…待てよ?
今エディさんはなんといった? 『君達』と言わなかったか?
「あ、あの――エディさん」
「何かな、ローレンスさん」
それまでただ話を聞いていた彼女が突然口を開いた
「アリアでいいです――今聞き間違いではなければ…『君達』と言いませんでしたか?」
そうだ、確かにエディさんは『君達』と言った…それはどう言う事だろうか?
「あぁ――ユウとアリアさん、『二人で』ネクスト・インダストリー社の所属になってもらう、という事だよ」
俺だけではなく彼女までも企業に所属する――大体予想は付くが、恐らくは
「…"Tempest_Dr
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