暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第3話 『はじめまして』
[6/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
い』そういう事だ」
――確かに、そうしてしまえば簡単には干渉できなくなる。
『男性操縦者』だと公表する前にどこかの企業や団体に所属してしまえば、各国は動こうにも動けない。
もし動いてしまったり、何かしらの問題を発生させてしまえば――その所属する企業に対しての『宣戦布告』となるだけではなく、社会的・世界的にも立場が不味くなるからだ。
つまり、抑止力だ。この場合、『俺』という存在に対して『企業』というバックをつけることで、世界や各国に対しての抑止力とするのだ。
――『もし、うちの企業に所属する 月代悠 に何かあればただじゃ済まさないから覚悟しろ』
簡単に言えばこういう事だ。
「…ですが、俺には企業に対するコネも力もありません。ただの空軍パイロットに――そんな力ありませんよ」
「手はもう打ってある――まず、フランス政府や軍部と繋がりがある企業はアウトだ。企業に所属しても、そこから政府や軍部に干渉されかねん。だからお前には、ある企業に所属して貰うおと思う」
「ある企業、ですか?」
するとエディさんは、テーブルの上に置いた資料の中から1枚を取り出して、俺と彼女に見せる
「ネクスト・インダストリー社――名前くらいは、聞いたことあるだろう?」
確かに、知っている――ネクスト・インダストリー社は世界的に有名な企業であるからだ。
日用品から軍事兵器、IS関係の事業までしている世界的大企業だが、変わり者の企業としても有名である。
本社があるのはフランス、だが――フランス政府や軍部、そしてIS企業のデュノア社に対して一切協力をしていない。
しかしこの企業の作る製品はとにかくコストパフォーマンスがよくて、品質もかなりいい――たまに気が狂ってるとしか思えない商品を出すが…
そして、このネクスト・インダストリー社に対して――各国や他の企業は簡単に手出しは出来ない。
『世界的な大企業だから』と言ってしまえばそこまでだか、他にも理由がある。
まず――技術的な問題。このネクスト・インダストリー社の技術力は凄まじく、その技術や提携協力を欲する企業は多いのだ。
ただですら変わり者の企業なのに、機嫌を損ねてしまったら――それまで技術協力などをしていたとしても打ち切られる。そう考えたら手出しはできないのだ。
次に、この会社の持つ力の強大さ――この会社の社長『レオン・ハルベルト』はかなりの有名人だ。
世論からは『篠ノ之 束に並ぶ天才』と称され、彼自身の技術力は非常に高い――そして、そのバックも驚異的だ。
技術提携している企業は勿論、彼の知名度と人徳、そして彼に魅せられた他の有力企業が全面的に彼に協力している――バックについても完璧なのだ。
「ネクスト・インダストリーならよく知ってますよ――超有名企業ですからね
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ