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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第3話 『はじめまして』
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に一番の問題がある。そして――もしそれがフランス政府や軍部、いや…世界に知れてしまったらどうなるか」
結果は見えていた。
恐らく全世界の軍事勢力や各国、それだけではなく『裏組織』と呼ばれる連中も俺を確保しようと動くだろう。
『男性操縦者』の有用性。それを考えれば、例え一国が全力で動くにしてもおかしくはないし、『それなりの見返り』もあるんだろう。
モルモットにしてよし、交渉材料にしてよし、使い道は山ほどある――そして、それに媚びる連中も出てくるだろう。
たちまち世界は混乱して、災いが降りかかる――俺が恐れていたのは、これだ。
『またこの空が赤く染まる』。自分の愛する空が、また戦場になって――赤く染まる それが、一番俺の忌避していた事だ。
「…正直な話、例外的な事態過ぎて――自分でもどうするべきか判断が出来ません」
散々考えた結果、俺が出せたのは――結局分からない、とう結論だった。
『それでも』何か出来るのではないか、方法はあるのではないか――と考えても、自分で考え付く方法、実践可能な方法では――どうしようもなかった。
そんな俺に、エディさんから助け舟が出された。
「――今回の事態については、私にも責任がある。元はといえばその機体は私自身の責任だった話なのだ…私はユウ、君とローレンスさんをどんな形であれ巻き込んでしまったのだよ――そしてこの事態だが、既に手は打ってある」
「手は打ってある、というと?」
するとエディさんは立ち上がり、机の中から書類を出してくる
「まずはユウ、お前についてだ――このまま放置すれば、遅かれ早かれ確実に世界が君を捕らえようとする 『お前がISを動かした』という事はあの戦闘の痕跡から――バレる可能性はある、だから…私が考えたのは、開き直ってしまおうという事だ」
「は?」
「え?」
俺と彼女はエディさんの『開き直る』という発言に対して唖然とした。
開き直る――というのは、どういう事だろうか?
「いっそ開き直って、お前のIS――"Tempest_Dragoon"について世界に公表して『男性操縦者』である事も公表する、だがそれだけではない」
エディさんはニヤリと不敵な笑みを浮かべると
「さっきも言ったが、恐らくそんな事を公表してしまえば間違いなく世界はお前を確保しようとする――だが、そんな事態が発生するなら『そうすることができない状況』を作ってやればいいんだ」
――そうすることが出来ない? つまり、何かしらの抑止力で俺に干渉することを簡単には出来なくする、という事だろうけど…
「エディさん、話が見えませんが――」
「ふむ、賢明なお前ならわかるかと思ったのだが――つまりだ、『どこかの国や団体、企業に所属してしまえばお前には手出しは簡単には出来な
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