第十八話
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く告白するはめに・・・」
「それと今からあたしとヴェントは依頼にいくのでバイバイですぅ~」
「あ!おい!まだ話が・・・」
そういい残すと抵抗するヴェントの服を掴みそのまま医務室を出ていく。
ディアとカノンノは静かになった医務室で黙りこんでいると、カノンノが口を開いた。
「ディア・・・」
「うん?どうしたの?」
「えっと・・・・その・・私と・・」
カノンノが恥ずかしそうに喋っているのに不思議に思い、一度カノンノの顔を覗きこんでみた。
ディアとカノンノの顔が間近に迫ると、カノンノの頭の中はパニックに陥った。
「カノンノ??」
「うぅ・・・また依頼に行こうね」
カノンノが笑いながら言うと、ディアも微笑みながら頷く。
しかしカノンノはディアから顔を反らすと泣きそうな声で、ディアに聞こえないよう呟く。
「・・私のいくじなし・・」
しばらくすると、カノンノはディアがアリアに告白されたのを思いだしどうするのか聞いてみることにした。
もしディアがアリアと付き合ったらどうしようと思う不安がカノンノの脳裏によぎる。
「ディアは・・アリアさんに会ったら、付き合うの?」
「え?うーん、よくアリアさんのことわからないから断るよ」
「そっかぁ」
カノンノはホッとしながら胸を撫で下ろすと、ディアが大きな欠伸をしたのディアを寝かせて布団を掛けてあげる。
布団をかけて一度離れようとするがディアがカノンノの手を握ってきた。
「カノンノ、わがままいっちゃうけど、このまま側にいてくれない?寝るまででいいから」
「ディア・・うんいいよ」
カノンノは優しく微笑むとディアの頭を撫でながら、ディアが眠るまで側に居た。
ディアは安心した笑みを浮かべながら、眠りに落ちた。
続く
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