第十八話
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語にキャナルは首を傾げながら質問すると、キールが答えてくれた。
因みにヴェントはまだ恥ずかしさから立ち直っていない。
キールの説明は『持続可能な社会』の研究、『星晶』採掘しないで人々が生活する社会が『オルタ・ビレッジ』だといい、説明が終わるとキャナルは目を輝かせる。
「すごく素敵ですぅ~♪」
「はいな!皆幸せ、皆仲間!皆友達になれる村!」
「実現させるのは難しいけど、アドリビトムでお金を貯めて『オルタ・ビレッジ』を各地に作って大国に消費された村の人たちを移住させるのがアドリビトムの目的なの」
「だったらこれからも沢山頑張るですぅ~♪」
キャナルが張り切ると、そのままヴェントにのしかかる。
ヴェントはバランスを崩すとそのまま倒れこんでしまう。
そのまま文句を言おうとしたがキャナルがヴェントの胸に顔を埋める。
「もちろん、ヴェントも協力するですぅ~♪」
「だからってのしかかるな!」
キャナルを押し退けると、ヴェントはようやく立ち直り、医務室に向かおうとするが、アンジュの一言で歩みを止める。
「それじゃ例の生物変化の話の情報は聞いてきたかしら?」
「ああ、聞いてきた。僕たちが街で聞いたのは生物に変化が現れた場所には赤い煙の様な物が現れたらしい、その後、生物変化が起きるらしい」
その場に居た全員が赤い煙という単語に不思議に思うと、メルディが続きを説明してくれた。
「はいな、その赤い煙もほんの数日現れただけな、今は消えてしまってるようだよ」
話によると、オルタータ火山の『星晶』採掘が終わったばかりの様なので、アンジュはこれを依頼として準備をし、ヴェントとキャナルが依頼を受けると、準備とディアの様子を見にいくため医務室に足を運ぶ。
ヴェントは医務室に向かう前に、アンジュからディアが意識を取り戻したと聞き、安堵の笑みを浮かべていた。
医務室の目の前に到着すると、そのまま扉をあけ中にはディアとカノンノが居た。
「あ・・・ヴェント」
「よう、どうした?なんか言いたいことでもあるのか?」
「い、いや、なんでもないよ」
ディアは頭痛で聴こえてきたヴェントの声が気になったが、まだよく分かっていなかったので、笑って平然とした態度をとる。
一瞬ディアの行動を不審に思ったが、先程の説明もあるため、ヴェントは今まで起きたことをディアに説明する。
「そっかぁ・・キールとメルディが帰ってきたんだね」
「それじゃ今ヴェントに抱きついてるのがキャナルさん?」
「はいですぅ~、それとあたしは呼び捨てで構わないですぅ~、さっきはヴェントに愛の告白を受けましたですぅ~♪」
キャナルが言った言葉にカノンノは顔を赤くしながらヴェントを見ると、その後「おめでとう」といい俯く。
「はぁ・・何でこんなに早
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