レーヴァティン〜クロスクエスト〜
プロローグ〜灼熱の世界〜
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「レーヴァティン?なんだそりゃ」
「そりゃぁしらねぇだろうな。なんせ最近発表された伝説級武器なんだから」
「へぇ……。どこにあるんだ?取りに行くんだろ」
「もちろんだ。で、場所だが。それがある場所の名前は―――――」
「ムスペルヘイム」
*
ALOが救われて、ザ・シードシステムが実装されてから、もうすぐ一年がたつ。
SAO帰還者達にはALOにSAO時代のステータスとアバター外見を引き継げる特典があった。俺達の多くはその処置をとり、かつてと同じ外見・同じステータスのもと戦っている。
ここで一応俺達のALOでの種族を説明しておこう。
俺ことセモンと、コハクは《風妖精シルフ》。物理攻撃と魔法のバランスのとれた種族だ。
続けてハザードの種族は《火妖精サラマンダー》。攻撃の得意な種族だ。
シャノンの妹グリヴィネの種族は《闇妖精インプ》。強力な闇魔法と、特殊武器によるトリッキーな戦法をとることができる。
ゲイザーの種族は《影妖精スプリガン》。魔法は苦手だが、基本ステータスのバランスは全種族一。暗視ボーナスもすごい。
そして、シャノンの選んだ種族は、なぜか《鍛治妖精レプラコーン》。アイテム作成に長けた種族だが、純戦闘職の奴はなぜこの種族を選んだのか……。
ちなみに他にも《水妖精ウンディーネ》《音楽妖精プーカ》《猫妖精ケットシー》《土妖精ノーム》があるが、《聖剣騎士団》メンバーにそれらの種族を選んだ人間はいない。ちなみにウンディーネはアルテミスが、ケットシーはケイロンが選んでいる。カガミは……なんだったか。
つい先日、キリト率いるパーティーが《ヨツンヘイム》の巨大ダンジョンを制覇し、ALO最強の神器、《聖剣エクスキャリバー》を手にした。
それとほぼ同時期に、公式サイトに新たなステージの公開と、新たな武器の存在が明かされた。
それが……新ステージ《ヘル》と、新アイテム《魔剣レーヴァテイン》だ。
*
アルヴヘイム、というのは北欧神話に登場する妖精たちの住む世界のことらしい(シャノンが無駄にその辺詳しい)。
北欧神話には、神々の王、アース神族の住む《アースガルド》、かつて神々の王だったヴァン神族の住む《ヴァナヘイム》、妖精たちの住む《アルヴヘイム》、人間たちの住む《ミッドガルズ》、亜人族の住む《ニダヴェリル》、黒妖精や小人族の住む《スヴァルトアルヴヘイム》、水巨人たちたちの住む《ヨツンヘイム》、霜巨人の住む《ニヴルヘイム》、そして地獄の世界《ヘル(ないしはヘイル)》、という九
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ