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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0249話
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ばお前は私の事を知らなかったんだったな。確かに私は真祖の吸血鬼だ。今は忌々しい呪いでこの地に縛り付けられているがな」

 既に戦意は無くしたのだろう。どうでもいいとばかりに言ってくるエヴァンジェリン。

「……ちなみに、地球と接続されてるとかそういうのはあるか?」
「は? 何だ、それは?」
「空想具現化能力とか、自らで律する事が出来ない程の吸血衝動とかは?」
「いや、そんなのは無いが……と言うよりも、自分の能力に関しては教えない癖にこちらの事については随分と聞いてくるんだな」

 魔法と吸血鬼。この関連性から少し前に却下した型月世界を連想したのだが……どうやら、型月世界の吸血鬼とは随分違うらしい。

「いや、そうだな。無造作に聞いて悪かった。後で機会があれば俺の能力を教えてやるよ」

 確かに多少不躾だったのは事実なのでそう返す。

「本当か! 絶対だぞ。なら早速私の家に行くとしよう。茶々丸! その2人も一緒でいいから連れてこい」
「了解しました、マスター」
「エヴァ、ちょっと待ってくれ」

 余程俺の能力について興味深かったのか、早速自分の家へと向かおうとするエヴァを止める高畑。

「何だ?」
「分かっているだろう? 僕達としても彼に話を聞いておかなければいけない立場なんだ」
「……しょうがない。おい、お前。名前は何と言ったか?」
「アクセル。アクセル・アルマーだ」
「そうか、ならばアクセル。取りあえずお前の能力について聞くのは後回しだ。まずはじじぃの所に行くぞ」

 じじぃ? それは確か俺を捕らえて連れていくとか言っていた場所じゃないのか?

「俺は捕らえられたつもりは一切無いが?」
「ああ、分かってる。だが、お前としてもこのままでいいとは思っていないだろう? なら大人しくじじぃに会っておいた方がいい。那波千鶴や雪広あやかに関してもそこで交渉すれば記憶消去を受けなくても良くなるだろうさ」
「……なるほど」

 このままエヴァンジェリンと高畑と名乗る2人を倒してこの場を切り抜けるのは難しいが不可能ではないだろう。だが、そうすると俺はどの程度の規模かは知らないが、組織に追われる事になってしまう。そうなれば当然恩人2人に対しても負担を掛けざるを得ない訳で……

「危険は無いと判断してもいいんだな?」

 エヴァンジェリンと高畑へと確認する。

「それは僕も保証する。学園長は惚けた所はあるが懐の大きい人物であるのは確かだよ」
「学園長?」
「ああ。エヴァがじじぃと呼んでいるのはこの麻帆良の学園長の事だ」
「何ですって!? では、魔法使い達を纏めているのが学園長だと仰るのですか!?」

 高畑の言葉にあやかが驚く。まぁ、自分達の学校を統べる学園長が魔法使いの総元締めともなれば驚
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