第四章 空白期編
第百十話 『仲良し八人の女子会な温泉旅行』
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ってしまったのだった。
フェイト、残念…!
そして心を落ち着かせる場所であるはずの温泉では逆に騒ぎになってしまって全員ゆっくりと浸かることができなかった。
◆◇―――――――――◇◆
一騒ぎした後、温泉をあがった一同は夕食の前に軽く運動をしようと卓球場のスペースに来ていた。
「シホちゃん、勝負しようか! 相方はフィアットちゃんだよ!」
「いいわよ、すずか。それじゃ私はフェイトを選択しようかしら」
「それじゃ私は審判をしていようかしらね?」
シホ&フェイトとすずか&フィアットの勝負にアリサが審判のするという声をあげる。
そして観戦する残りのメンバー。
始まる卓球勝負。
「いくわよ! それ!」
カンッ!
まずシホが球をコートに入れる。
「なんの! お姉様甘いです!」
カンッ!
フィアットが弾いて打ち返す。
「そちらこそ甘いよ。フィアット、すずか!」
そこにフェイトの強烈なレシーブが見舞われる。
球は網を越えた瞬間に急に回転を変えて急速落下する。
そして球はその場で二回跳ねてまずシホチームが一点ゲットする。
「シホチームに一点!」
「さすがフェイトね!」
「うん。いつもすずかに負けっぱなしじゃないよ!」
「…さすがフェイトちゃん。でも負けないよ! ね? フィアットちゃん!」
「はいです!」
それから勝負は白熱していき右へ左へと球は跳ねていきその度にそれぞれ四人が打ち返す。
そして迎えたマッチポイント。
両方共に同点でどちらかが一点を取ったら勝利となる。
「…さて、恨みなしの最後の一点争い。決めるわよ?」
「こちらも負けないよ? シホちゃん、フェイトちゃん…」
「始め…!」
アリサの言葉と同時にすずかが球を打つ。
それですかさずシホが打ち返した。
「お姉様、もらいます! はっ!」
フィアットはかなり際どいコースに球を打った。
それはそのままいけばコート外に出てしまい負けとなってしまうがそこはさすがフィアット。
フェイトと同じ事をしてちょうど角っ子で球をバウンドさせる。
「させない…!」
フェイトがそのまま飛んだ。
そしてなんとか弾いて打ち返す。
「ナイス! フェイト!」
そしてすずか達のコートで球は空に上がって狙いをつけやすいコースだった。
「決めるよ!」
すずかが飛んでスマッシュを叩き込んだ。
だがそこでシホはある意味絶技を披露する。
「…―――秘技、なんちゃって燕返し!」
卓球のラケット高速振りでなんと三つもの軌道を描きすべて球に命中させて、超高速のスマッシュ返しを叩き込んだ。
それはすずかとフィアットのちょうど真ん中を突っ切っていってシホチームの勝
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