第四章 空白期編
第百十話 『仲良し八人の女子会な温泉旅行』
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るけどやっぱりそう言う次元世界もあるのね」
「はい。そこは重婚アリ女性同士の結婚もありの割と制度が軽い部族なんです。そこでなら私もチャンスはあります!」
フィアットは握りこぶしを作ってそう宣言する。
それでシホはまたしても顔を赤くしていたり。
すずかも興が乗ったのか、
「それじゃそこでなら取り合いも喧嘩もなく丸く事を収めることができるね!」
「その通りです!」
そしてそこにさらに場をしっちゃかめっちゃかにする人物が目覚める。
《それじゃアインツベルンのとっておきの秘術を使う…?》
「イリヤッ!? 聞いていたの!?」
《うん、なかなか面白い会話をしているから参加したくなっちゃった》
イリヤは全員に聞こえるように声を出している。
それで前にシホはある提案をイリヤにされている事を思い出して顔を青くする。
「その秘術ってなんですか!? イリヤさん!」
「聞かせてください!」
それですずかとフィアットはすぐに食いついた。
《フフフ…もうシホには教えてあるんだけどねぇ…?
アインツベルンの錬金術で使い捨てだけど擬似男○器を作り出すことができるわよ?》
「それって…!」
「つまり…!」
《その通り! それを使えば女性同士でもしっかりと子供も作れる優れものなんだよ!》
それでシホ以外の全員は今日一番の驚愕の表情を形作る。
《ふふん! アインツベルンの錬金術は世界一よ!! そのくらい造作もないわ! でも欠点があって女性同士だと生まれてくる子供は女の子限定なんだけどね》
「それでもさすがです! イリヤさん!」
「はいです! 尊敬してしまいます!」
それですずかとフィアットはシホとの子供が作れるんだぁ…と桃色の夢を夢想する。
そしてすずかはすぐに行動に移す。
「シホちゃん!」
「は、はい!?」
「名前は“咲夜”ちゃんがいいかな!?」
「気が早いわよ!? すずか!」
「私は“クオン”ちゃんがいいです!」
「フィアも落ち着いて! お願いだから…!」
シホはなんとか二人を落ち着かせようと躍起になるが、興奮した二人はなかなか収まりが効いていない。一種の暴走状態である。
それを見てはやてが一言、
「やっぱりシホちゃん達を見ていると楽しいな〜」
「その気持ち、わかるわよ。はやて」
はやてとアリサが思いを同調させていた。
「―――そっか…。女性同士でも…」
フェイトが小声でそう呟いていた。
「フェイト…? ぼーっとしてどうしたの?」
「えっ!? な、なんでもないよアリシア!」
「どうしたの、フェイトちゃん…?」
「なのはもなんでもないから! だから気にしないで!」
「う、うん…」
結局フェイトが一人で悶々としてあうあうする結果とな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ